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VR歩行システム「Quantum VR Treadmill」韓国で発表される。3つの専用ゲームも公開


海外メディアKoreaHeraldは、VR歩行システム「Quantum VR Treadmill」を紹介した。



悪路も再現するVR歩行システム「Quantum VR Treadmill」


同メディアによると、2017年10月23日と24日、韓国で開催されていた次世代コンテンツに関するカンファレンスNEXT Content Conference 2017において、VR歩行システム「Quantum VR Treadmill」が発表された。


同システムは、すでに発表されているVR歩行システムと基本的な構造は同じであり、ランニングマシーンのようにユーザの歩行運動に連動して動くことによって、バーチャルな歩行運動を実現している。



同システムがほかのVR歩行システムの異なる点は、ふたつある。ひとつめは、ユーザの全身運動のトラッキングにVIVE Trackerを利用しているところだ。VIVE Tracker、ユーザの足元と首の後ろに装着することによって、ユーザの歩行運動をトラッキングしている。


もうひとつの特徴は、同システムは単なる歩行のバーチャルな再現に留まらない機能を実装しているところだ。具体的には、同システムの歩行のバーチャルな再現は凹上のディスクのような部品がベルトコンベアのように駆動することで実現しているのだが、このディスクは激しく揺れるようにも設計されている。というのも、揺れることによってバーチャルな悪路をも再現するからだ。ユーザは、バーチャル空間内で足元が危ないところに行くと、実際に揺れを感じるのだ。


同システムは、さらにデバイス上方から風が吹くようになっている。この風もバーチャル空間内でのイベントをリアルに再現するために設計されたもので、例えばファンタジー的な世界観のVRアクションゲームのプレイ時、巨大なドラゴンがはくブレスをリアルに体験できるだろう。



同システムの発表時には、同時に3つの専用ゲームも公開され、そのなかのひとつが本記事で引用した動画で紹介されているVRFPSである。


同システムを開発したNumix Media WorksのCEOであるHan Sung-bok氏によれば、同社はもともとスマホゲームを開発していたのだが、急速に成熟したスマホゲーム市場には見切りをつけて、2014年からVR市場に注力するようになり、同システムの開発を進めていた。


同社の今後の計画では、これからは同システムと専用ゲームの製造と販売を拡大することを目標としている、とのこと。


期待されるVR歩行システム


「Quantum VR Treadmill」のようなVR歩行システムは、ほかにも多数存在し本メディアでもすでに紹介している。そうしたVR歩行システムに共通した特徴は、デバイスが大きいため、家庭で使うというよりはVRアーケードに導入されることを想定しているところだ。


Virtuix Omni



VR歩行システムのなかでも、先駆的にして代表的なデバイスが「Virtuix Omni」だ。同システムはクラウド・ファンディングに成功した後、プロダクトがリリースされて有名となった。


同システムは、VRアーケードでの導入を促進すべく対応コンテンツを配信・管理するプラットフォーム「Omniverse」もリリースしている。同プラットフォームを使えば、SteamやOculus Storeのように対応コンテンツをダウンロードすることが可能であるのはもちろんのこと、対応コンテンツの各種プレイ設定もできるようになっている。


同システムは日本でも代理店販売されていて、株式会社アスクが取り扱っている


Strider VR



ドイツのPathbenders社が開発した「Strider VR」は、ユーザーが正面を向いたまま方向転回できることを特徴としているVR歩行システムだ。


ユーザーのリアルなカラダの向きを変えずに、バーチャルな方向転回が実現する秘密はユーザーが立つ台にある。この台がセンサーで検知されたユーザーの方向転回を相殺するように回転することによって、リアルなカラダの向きを変えずにバーチャルな方向転回を体験させているのだ。


もっとも、同システムは製品版ではなく開発中のものであり、機能に制限がある。具体的には、急な方向転回や早いペースの歩行には対応できていない。また、デモ動画を見るとわかるように、バーチャルな足が頻繁に震えてしまうという問題も抱えている。


同システムの完成は、2017年12月を予定している。


KAT Walk



KAT Walkは、デモ用の画像・映像に登場している人物が特殊部隊の格好をしていることからも分かるように、FPSのようなゲームでの利用を想定してデザインされたVR歩行システムだ。


同システムは、Virtuix Omniのようにユーザーのカラダを囲む枠がない代わりに、上部からカラダを固定するハーネス(拘束具)を採用しており、Strider VRに似ている。


同システムの購入を検討する場合は、公式ページから問い合わせるのがよいだろう。


VR歩行システムは、今後VRアーケードでの導入が期待されるので、一般ユーザが見る機会も多くなるだろう。


ソース:KoreaHerald

http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20171024000953


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