VRゲームはこれまでにない没入感をもたらしてくれますが、一方では「VRハラスメント」といった問題も指摘されています。悪意を持ったプレーヤーにピッタリとくっつかれたら、誰だって嫌ですよね。そこで、GoogleのDaydream LabsはVRハラスメントに対処するための「バーチャル・ポーカー犬」のデモを公開しています。
このデモでは、プレーヤーに「パーソナルスペース」を設定することでVRハラスメントを防いでいます。例えば上の動画のように、プレーヤーが席を立って他のプレーヤーに接近しようとすると画面が白黒になり、元の席に戻るように視覚的に案内されます。さらに相手プレーヤーからも自分のアバターが見えなくなるなど、徹底的にVRハラスメントを防ぐ仕組みが考慮されています。
このようなVRハラスメントは、今後VRゲームの普及とともに一般的になることが予想されます。現在のオンラインゲームでもチャットでは汚い言葉が飛び交っていることを考えると、ゲームに熱中したプレーヤー同士のいざこざがVR上で起きるのは必至。今後、そのような行為を防ぐ仕組みが必要になってくることでしょう。
Daydream Labsはその他にも興味深いデモとして、他のプレーヤーと「喜びをわかちあう」システムも公開しています。下の動画を見るとわかりますが、他のプレーヤーのアバターとハイタッチをして、手をパチンパチン…と、なんだか子供の頃にやったように盛り上がることができます。
このようにVRハラスメントを防ぐにしろ、他プレーヤーと喜びをわかちあうにしろ、VRは非常に興味深い体験をもたらしてくれます。このような取り組みが必要なのも、VRの没入感の高さがもたらすメリット・デメリットなんでしょうね!
参照元URL:http://www.theverge.com/2016/8/9/12412516/google-vr-daydream-troll-harassment
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