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グーグル、VR/AR開発チームの拡大を継続



グーグルはVR/AR開発を積極的に進めており、投資コストを増やすだけでなく人員の募集にも積極的で、2017年からは毎月新しいVR/AR関連の職種を生み出し、開発チームの拡大を行なっている。


概要


VR/AR開発に積極的に参入


グーグルは2014年にカードボード型ヘッドセットの発表を皮切りにVR市場へ参入、そこからVR/ARへの開発に本格的に参入し、2016年にはスマートフォンVRプラットフォームであるDaydreamを発表した。


そして今年後半にはDaydreamアプリを起動できるスタンドアロン型ヘッドセットを市場投入する予定で、新型デバイスの開発にも注力している。


同社は今後もVRとARに対する開発を積極的に進めていく姿勢を見せており、それは同社が募集している職種にVR/AR関連の求人が続々と追加されていることからも分かる。


VR/AR関連職種が続々と追加



Road to VRが作成したデータによると、同社はVR/AR関連の新しい職種を毎月追加しており、平均計算をすると毎月6つずつのVR/AR関連職を生み出している。


上掲のグラフは、1月から8月までの間で合計で49ものVR/AR関連職種を新たに追加したことを示している。


月別で見てみると、募集がもっとも多かったのは3月で、10ものVR/AR関連職種を追加しており、その前の2月にも9つの職種を追加している。


そこから一旦ペースが落ち、4月に追加された職種は5つにとどまるが、翌月5月に同社はDaydream対応スタンドアロン型ヘッドセットを発表している。


そして8月、新たに9つのVR/AR関連職が同社の募集リストに加えられており、同社のVR/AR開発を推し進める姿勢が見て取れる。


重要拠点はアジアに



グーグルはアジア地域をVR/AR市場の重要な拠点として見ており、同社の事業展開を目的とした施設をアジア各地に建設している。


現在では、北京、上海、台北、香港、シンガポールに施設を展開しており、3月にはDaydreamのビジネスプログラムマネージメント関連の職種を5つ募集しているが、これは東南アジアでの事業展開を目的とした募集だ。


アジアのVR市場は中国を中心に成長しており、中国のVR市場は5年後の2021年には1.3兆円規模の市場に成長するとの予測もされている。


また、AR市場は今後アジアを中心に成長するとの予測もされている。


VR/ARに投資するコストも増額


Road to VRによると、このペースが続けば同社は今年中に73ものVR/AR関連職種を新たに生み出すとのこと。そして同社はVR/AR開発に莫大なコストを投入しており、今年中に生み出された職種に携わる人々の賃金だけでも数百万ドルに登るという。


ここに既存の職種に就く人の賃金や、ソフトウェア・ハードウェア開発費用も含めるとその額は莫大になる。同社がVR/ARに投資している具体的なコストは明らかにしていないが、VR/AR技術を同社の中核技術と見ていることは明らかだ。


グーグルによるVRデバイス


「Cardboard」



Googleが2015年の開発者カンファレンス「Google I/O」にて発表したダンボール製のヘッドマウントディスプレイ


最大6インチまでのスマートフォンを挿入することが可能で、レンズ越しに映像を見ることでVR体験を得ることができる。


スマートフォンVRでアプリを視聴するには最も手軽なツールで、直径レンズは37ミリメートル。


ダンボール製のため長期間に渡る使用には向かないものの、1500円程度で手に入られられるリーズナブルさや、グッズや販促品としての利用も可能で、幅広い活用ができるデバイスだ。


「Daydream」



Googleは2016年の6月に開催した開発者会議「Google I/O」において、同社のスマートフォンVRプラットフォーム「Google Daydream」を発表した。


Daydream対応のサードパーティ製スマートフォンを用いて使用するこのプラットフォームは、専用ヘッドセット「Daydream View」を使用するが、これは布を素材にしたヘッドセットで、装着感と通気性の良さが特徴。


Daydreamは昨年末にリリースされるも、対応したスマートフォンが日本で発売されず使用できない状態が続いていたが、先日発売されたASUSのスマートフォン「ZenFone AR」に対応し、先日はサムスンGalaxy S8/S8+もDaydreamへの対応が発表された。


Daydream対応スタンドアロン型ヘッドセット



5月に開催されたGoogle I/Oデベロッパーカンファレンスにおいて発表されたスタンドアロン型ヘッドセットは今年後半にリリースを予定している。


ヘッドセットはHTCの開発によるもので、ワイヤレスのため、スマホやPCを必要とせず単体で動作し、Daydreamアプリを起動できる。


これはHTCとクアルコムが共同開発したスタンドアロン型ヘッドセット「Vive Standalone」に外観が極めてよく似ている。


相違点として、「Vive Standalone」ではDaydreamではなくViveportのアプリを起動できることで、デザインに関してはまったく同じものを使用している可能性もある。


両方とも今年後半にかけてリリースされる予定であり、続報に注目したい。


参照元:Road to VR


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