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光を用いたVR!複数人でVRで盛り上がるならコレ!?プロジェクションマッピングとは


VRといえばヘッドマウントディスプレイや、スマートフォンをセットするためのVRゴーグル…というイメージは、VRをまだ体験したことがないという人にも定着していそうだ。


確かに現在、VR技術の主流は、右目用・左目用のディスプレイによって3D表示を実現するとともに、頭部につけたセンサーによって頭の動きをトラッキングする…というもの。


そのためには、ディスプレイとセンサーを一体化して頭に装着するヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルという形式がベストとなる。


しかし、ヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルといった手法でなければVRが実現できないわけではない


この記事で紹介するプロジェクションマッピングもまた、VRを実現するための手法だ。


 


光を用いたVR!プロジェクションマッピングとは




プロジェクションマッピングとは、プロジェクターから投影する画像を、スクリーン以外のものに映し出す技術のこと。


プロジェクターとは、会議室でパワーポイントの資料をスクリーンやホワイトボードに投影する、あのプロジェクターのことだ。


では「スクリーン以外のもの」とは何かといえば、たとえば有名なのは「東京駅」


「TOKYO STATION VISION」というイベントでは、特徴的な東京駅のあの建物に、光によって映像作品を映し出した


プロジェクションマッピングは「TOKYO STATION VISION」のように大規模なイベントで用いられることが主流だが、実は玩具としても販売された。




バンダイが発売した「ハコビジョン」がそれで、手のひらサイズの模型に対して、スマートフォンの映像を映し出すことで小規模なプロジェクションマッピングを楽しめる


「TOKYO STATION VISION」も「ハコビジョン」化されており、手の上で「TOKYO STATION VISION」を追体験することが可能。


そのほかにも、ガンダムや初音ミクなどが「ハコビジョン」化されている。


 


もうひとつのVR!プロジェクションマッピングを使ったVR表現


実際には存在しないデジタルな表現を、さも実物があるかのように映し出すという意味で、プロジェクションマッピングはVRに近い。


このため、最近ではプロジェクションマッピングをVR的に用いることを目指したイベントやプロダクトも生まれている。


具体的な事例を紹介しよう。


スクエニとハウステンボスが送る体感型VRアトラクション「バハムートディスコ」



「バハムートディスコ」は、スクウェア・エニックスとハウステンボスが送るアトラクション。


前後左右360度と下面90度を加えた5面に映像空間を映し出し、光や音を体感する…というリズムアクションが楽しめる。


ヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルと違い、周囲に映像を投影するという形でVRを実現しているため、複数人(4人まで)で楽しめるというのが特徴だ。


その内容は、映像に合わせてスティック型のデバイスを振るというもので、いわゆる音ゲー的な内容


このため、複数人でワイワイ盛り上がれることがコンテンツの魅力を高めることに繋がっている。


プロジェクションマッピングを使ったVR/ARが自宅でも「Lightform」


VR プロジェクションマッピング Lightform

プロジェクションマッピングを使ったVRは、「バハムートディスコ」のように大掛かりなものばかりなのかというと、近々家庭でも体験可能なものになりそうだ。


LightformのARデバイス「Lightform」は、プロジェクションマッピングを使って周囲に映像を投影するデバイス。


小型で、自宅でも十分可能なレベルのサイズだ。


また、AIを活用して高速で空間認識し、動くモノの位置をトラッキングするため、動きに応じた映像を体験することが可能。


非常に興味深いデバイスだが、まだリリースされていないという点が残念だ。


【関連記事】

プロジェクション・マッピングARデバイス「Lightform」、2億9,000万円の資金調達に成功


プロジェクションマッピングを使ったVRの新たな表現「RELATIVITY / 相対性」



アイデアクラウドのアート作品「RELATIVITY / 相対性」は、VRヘッドマウントディスプレイをつけた体験者の見ている世界を、プロジェクションマッピングを使って空間上に投影。


体験者以外の人もその空間にいることで、体験者の見ている世界を、異なる立ち位置から鑑賞することが可能…という作品だ。


現在でもOculusRiftやHTC VIVE、プレイステーションVRといったハイエンドVRデバイスであれば、VRコンテンツの体験者が見ている世界を、他の人間が通常のディスプレイで鑑賞できる。


とはいえ、VRデバイスを着用していない人間が見れるのは、通常のディスプレイに描かれた2次元の世界。


「RELATIVITY / 相対性」はアート作品であるため、技術的な側面から言及するのは作品の見方として正しくないのかもしれないが、体験者本人以外にも、VR空間を体験させる技術的な手法として、1つの提案をしているように感じられる


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グルーヴ感が堪能できる新たなVRが来る!?


自分がその場に当事者としているような臨場感と、その世界がもうひとつの現実であるかのように入り込んでしまう没入感こそが、VRの特徴だ。


プロジェクションマッピングを使った場合、この2つの特徴に加えて、周囲の人と一緒に盛り上がれるというグルーヴ感も実現可能となる。


もちろん、VR-SNSのように仮想空間上で、他の体験者とコミュニケーションすることは可能だ。


しかし、現実にその場で一緒に物事を体験するのと、現在の仮想空間上でコミュニケーションするのとでは、やはり感覚は異なるもの。


プロジェクションマッピングを使ったVRによって、グルーヴ感をも再現した新たなVRが生まれ来ることに期待したい!


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