ドローンが普及し、レースやスクールなどが徐々に浸透しつつある昨今、Edgybeesよりドローンレースゲーム、”Drone Prix AR”がリリースされた。
ドローンのカメラの映像をスマートグラスに伝送してAR表示されたコースを飛ぶことが出来るアプリで、ドローンの操縦スキルを上げたりマルチプレイでドローンレースをすることができる。
Drone Prix ARとは
Drone PrixはARグラスのEPSON BT-300を用いてドローンをAR操縦するゲーミングアプリで、空中に障害物付きのコースがAR表示され、ユーザーのスマートグラスにはドローンのカメラから映像が送られて来るので、視界に映る「ドローン視点」で、まるで自分がドローンになって空中を飛んでいるかのような感覚でドローンレースを体験することが出来る、というゲーム。
アプリには計30種類のコースが用意されており、シングルプレイの他にマルチプレイヤーモードでも使用することができ、世界中のドローンパイロットとネット接続が出来るため、プレイヤーは遠隔地にいてもAR表示されるコースの中でドローンレースを楽しむことができる。
iOSとAndroidに対応しており、ドローンに関してはDJI社製のものに対応しており、Phantom 3、Phantom 4、そしてMavic Proでプレイできる。
MOVERIOスマートグラスとは
Drone Prix ARのプレイで使用するスマートグラスはEPSONが開発したもので、スペックは以下の通り。
BT-300
MOVERIO BT-300はEPSONが開発、販売するメガネ型シースルーARヘッドセットであり、AndroidをOSとして起動する。
重量は69グラムと軽量なのでメガネを着ける感覚で装着することができ、付属品のメガネ用鼻パッドを付ければメガネをかけたままでも着用が可能、Wi-Fiによってネット接続が可能なため映画やYouTubeなどを大画面でAR表示して鑑賞することができる。
ヘッドセットにはコントローラーが付属しており、タッチセンサー式の十字キーとトラックパッドが実装されており、タッチスクリーンと同じ要領でタップ、ドラッグ、フリック操作が可能、OSの操作などに使用する。
BT-300 Drone Edition
EPSON BT-300 Drone EditionはDJIとのコラボによって生まれた製品で、FPV(一人称視点)表示機能を重視したこの製品はドローンの操縦に特化した設計がなされており、独自に開発した有機ELディスプレイやデバイスの軽量化、グラフィックが高輝度化し、高コントラスト仕様になっている。
EPSONの米国支社でプロダクトマネージャーを務めるEric Mizufuka氏は、今回リリースされるDrone Prix ARとBT-300 Drone Editionに関して次のようにコメントしている。
最近ではドローンによる配達や撮影、測量などさまざまな領域においてドローンが活用されているので、スマートグラス x ドローンという組み合わせは様々な使い道があるように思う。
ドローン x VR
VR対応のドローンは様々な種類が発売されており、世界最大のドローンメーカーのDJIもドローン操縦に特化したヘッドセットを発表している。
DJI Goggles
DJI GogglesはDJIが開発したドローン操縦に特化したヘッドセットで、FPVでのドローン操縦に特化して設計されている。
ヘッドトラッキングを内蔵しており、左右への旋回は頭を左か右に回すだけでよく、頭を真っすぐにすれば旋回を停止することができ、1920×1080の高解像度スクリーンと最長6時間の稼働時間、リアルタイムの快適なドローンフライトを実現するための低遅延映像伝送など、スムーズで没入感の高いVRドローン操縦を実現できる設計がなされている。
ドローンの映像をVRの没入感のある環境でリアルタイムに視聴しながら操縦することで、これまでにない新しい飛行体験ができるはずだ。
参照元:VRFocus
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