世界中にファンを持つカプコンのサバイバルホラーシリーズ、バイオハザード。その最新作となるバイオハザード7は、最も売れているPSVRタイトルの一つである。
PSVRを使わずにPS4でプレイすることも可能だが、三人称視点から一人称視点になった同作はVRとの相性が抜群だ。実際に、多くのプレイヤーがこの作品をPSVRで遊ぶことを選んでいる。既に20万人以上がPSVRでバイオハザード7をプレイした。
Resident Evil.netのデータ
最近のゲームでは、ゲーム内で統計データの確認ができるものが多くある。死亡回数やクリア回数といったメジャーなデータはもちろん、ゲームによっては敵を倒した数や使った回復薬の数といった細かな数字まで記録されている。
こうしたデータは個人で集計されるだけのものが多いが、カプコンはそのデータを収集して一つのコンテンツとして利用しているようだ。カプコンはResident Evil.netで多くの統計データを公開している。公開されている数字には「倒した敵の数と破壊した部位」「車で轢いた/轢かれた回数」といったゲーム内でのプレイヤーの行動を示すものだけでなく、プレイヤーの人数やVRでプレイしている人の数も含まれている。
現時点で、バイオハザード7のプレイヤーは世界200万人を突破している。Resident Evil.netに登録されているデータはプレイデータの送信をオンにしている人のものなので、実際にはさらに多くのプレイヤーがいるだろう。
そのうちの20万人以上がPSVRでバイオハザード7をプレイした。全体の10.2%がVRでのプレイに挑戦していることになる。
2月の初めの時点で10万人がPSVRを使っていたが、それから三ヶ月でさらに10万人がPSVRを使ってバイオハザード7をプレイしたことになる。昨年発売された作品ではあるが、まだまだ勢いは衰えていないようだ。
あるいは、単にPSVRの供給が追いつき始めたこともPSVRを使うプレイヤーの増加に関係しているのかもしれない。PS4でプレイしていたか、PSVRが手に入るまで我慢していたユーザが、最近の再販でPSVRを手に入れたことが考えられる。
Resident Evil.netに登録している全てのユーザにPSVR版を試してみるチャンスがあるわけではないことにも、注目すべきだろう。
このサイトで公開されている統計データは、ハードごとに分けられていない。PC版やXbox版のプレイヤーもいるので、PS4版のプレイヤーに限ればPSVRでプレイした人の割合はさらに大きくなるはずだ。
その他のデータ
カプコンは、バイオハザード7が合計350万本売れたと発表している。単純に考えれば、Resident Evil.netに登録されている数の1.5倍以上が販売されていることになる。Resident Evil.netに登録しなくてもゲーム本編のプレイには支障がないため、Resident Evil.netに登録していなかったり、そもそもオフラインでプレイしているユーザが多数いるのだろう。
こうしたユーザを考慮すれば、PSVRでバイオハザード7を体験したユーザが20万人という数字もまだ少ないのではないだろうか。Resident Evil.netの統計に反映されていないプレイヤーも同等の割合でPSVRを使っているとすれば、実際には30万人以上がPSVRで遊んでいることになる。
ソニーは2月の末に、PSVRの販売台数が91万5千台を超えていることを発表した。Resident Evil.netで集計された20万という数字を使っても、PSVR所有者の5人に1人がバイオハザード7をプレイしている計算だ。もし30万人という数字を採用するならば、3人に1人となる。
こうした数字からも、バイオハザード7の人気が伺える。様々なメディアのレビューでも高い評価を受けている同作は、VRに対応したホラーゲームに強い影響を与えている。今後もバイオハザードをリスペクトした作品が多数登場するだろう。
また、2017年の後半には無料の追加コンテンツ「Not a Hero」が提供されることも予定されている。バイオハザードそのものの人気もまだ落ちそうにない。
参照元サイト名:Upload VR
URL:https://uploadvr.com/resident-evil-7-now-200000-psvr-users/
参照元サイト名:Resident Evil.net
URL:http://www.residentevil.net/ja/sevenrecord.html
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