東京, 2024年4月17日 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は本日、日本において自社創製の抗てんかん剤「フィコンパ®」(一般名:ペランパネル水和物、海外製品名:「Fycompa®」)の点滴静注用製剤について新発売したことをお知らせします。本剤は、2024 年 1 月 18 日に製造販売承認され、本日、薬価収載されました。
「フィコンパ」は、当社筑波研究所で創製されたファースト・イン・クラスの抗てんかん剤です。本剤は、グルタミン酸によるシナプス後膜の AMPA 受容体を選択的かつ非競合的に阻害し、神経の過興奮を抑制します。日本では、本剤の錠剤と細粒剤の2種類の経口製剤が販売されています。てんかん患者様が手術時など一時的に経口で薬剤を服用できない場合に、投与中断による発作リスクが懸念されるため、経口投与以外の治療を継続することが望ましいとされています。
当社は、本剤が唯一の AMPA 受容体拮抗作用に基づく抗てんかん剤であることを踏まえ、一時的に経口投与ができないてんかん患者様のニーズに応えるために本注射剤を開発し、本日の新発売に至りました。
当社は、てんかんを含む神経領域を重点疾患領域と位置づけており、ヒューマン・ヘルスケア企業として、より多くの患者様に発作フリー(seizure freedom:無発作状態)をお届けする使命を追求し、てんかんの患者様とそのご家族の多様なニーズの充足とベネフィット向上により一層貢献してまいります。
URL https://www.eisai.co.jp/news/2024/pdf/news202426pdf.pdf
Copyright 2024 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com