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エーザイ、抗がん剤タゼメトスタットについて、「患者申出療養」制度に基づく医師主導臨床研究への協力に関する契約を国立がん研究センターと締結


TOKYO, Apr 3, 2023 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、このたび、EZH2 阻害剤タゼメトスタット臭化水素酸塩(一般名、製品名:「タズベリク(R)錠 200mg」、以下 タゼメトスタット)について、国立研究開発法人国立がん研究センターと、「患者申出療養」制度に基づく医師主導臨床研究への協力に関する契約を締結したことをお知らせします。本臨床研究は、国立がん研究センター中央病院によって実施されます。

「患者申出療養」制度とは、保険収載されていない未承認薬等による医療について、患者様の申出を起点として国へ申請し、安全性や有効性を確認する臨床研究として実施する制度です。今回の契約に基づいて、当社は、本制度によって国立がん研究センター中央病院が実施する本臨床研究「EZH2 阻害薬の有効性が期待される標準治療がないまたは治療抵抗性の小児・AYA*悪性固形腫瘍に対するタゼメトスタット療法に関する患者申出療養」に使用される薬剤としてタゼメトスタットを無償で提供します。

タゼメトスタットは、当社と、Ipsen(本社:フランス)の子会社である Epizyme, Inc.**が共同で創出したファースト・イン・クラスの経口 EZH2 阻害剤です。本剤は、エピジェネティクス関連タンパク質群のうち、ヒストンメチル基転移酵素の一つであり、発がんプロセスに関与するEZH2 を選択的に阻害することで、がん関連遺伝子の発現を制御し、がん細胞の増殖を抑制すると考えられています。日本においては、当社が本剤の開発および商業化の権利を有し、2021 年に「再発又は難治性の EZH2 遺伝子変異陽性の濾胞性リンパ腫(標準的な治療が困難な場合に限る)」の適応で承認を取得し、製造販売しています。

当社は、がん領域を戦略的重点領域の一つと位置づけており、がんの「治癒」に向けた画期的な新薬創出をめざしています。当社は、タゼメトスタットによるがん治療の可能性を引き続き追求し、世界のがん患者様とそのご家族、さらには医療従事者の多様なニーズの充足とベネフィット向上により一層貢献してまいります。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2023/pdf/news202326pdf.pdf

概要:エーザイ株式会社

詳細は www.eisai.co.jp をご覧ください。


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