この超高圧液体水素昇圧ポンプは往復動ポンプ構造であり、流量コントロールを容易にするため、引火性雰囲気でも自らが引火源とならない防爆仕様を備えたモーターによる駆動(インバーター制御)方式を採用しています。また、気化しやすい極低温流体である液体水素を取り扱うため、吸い込み部を真空断熱容器で没水するサブマージ型としています。さらに、これまで当社の実績では40MPa程度だった液体水素昇圧ポンプの圧力を90MPaまで高めたことで、より多くの水素燃料をFCVに充填することができます。
今回の開発は、液体燃料ロケット開発や舶用LNG技術開発で得た極低温技術をベースに開発・試験が行われました。三菱重工は極低温技術を活用した新たなソリューション提案を通じ、水素社会の実現に貢献していきます。
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概要:三菱重工業株式会社
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