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三菱電機、モータ診断装置「DiaPro Motor」を開発


TOKYO, Jun 23, 2020 - (JCN Newswire) - 三菱電機株式会社は、工場の機械設備の動力を担う低圧三相モーターの異常を故障前に検知する三菱電機モータ診断装置「DiaPro Motor(TM)(ダイアプロ モータ)」を開発しました。本製品により自動で高精度に異常を検知することで、突発的な設備停止の未然防止や、モーター点検の効率化・省力化に貢献します。今後、市場投入に向けた検証試験を実施し、2020年度上期に販売を開始します。

製品の特長

1. 独自の解析技術で、電流信号のみで機械系と電気系の異常を高精度に検知
- モーター運転時における独自の電流信号解析技術により、異常振動やミスアライメント(回転軸のずれ)などの機械系異常と、レヤショート(固定子巻線ターン間短絡)や回転子バー(ローターバー)の損傷などの電気系異常の両方を検知
- モーター正常時の初期状態を学習※1する独自機能により、高精度に異常を検知
- クランプ式電流センサーの採用により、既存設備の配線を変更することなく設置可能。また、これまで機械系異常の診断に必要だった振動センサーを不要とし、センサーの取り付けが困難な水中や高所などの危険な場所に設置されているモーターも診断可能

2. 基本情報の設定のみで、専門的なノウハウが無いモーター点検員も使用可能
- 異常時の判定に必要なモーター固有の情報を入力済みのため、導入時に容量やベアリング番号※2などのモーターの基本情報を設定するだけで使用可能
- モーター正常時の初期状態の学習から異常兆候の検知までを自動で実施

3. ネットワーク接続により、工場内のどこからでもモーターを状態監視
- 工場内のネットワークに接続したゲートウェイ装置(別売)と無線接続するだけで、工場内のパソコンやタブレット、スマートフォンから指定のURLへアクセスしモーターの状態監視が可能

今後の展開

今後、市場投入に向けた検証試験を実施し、2020年上期に販売を開始します。また高圧モーターやインバーターモーターに対応した製品を開発し、ラインアップの拡充を進めるとともに、IoTやAI技術を活用し、診断の高精度化や設備の安定稼働に貢献するソリューションを提供していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2020/0623.html

概要:三菱電機株式会社

詳細は http://www.mitsubishielectric.co.jp をご覧ください。



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