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富士通、リアルタイム映像伝送技術が2018年「エミー賞」を受賞


TOKYO, Apr 8, 2019 - (JCN Newswire) - 当社はこのたび、米国テレビ芸術科学アカデミー(The National Academy of Television Arts &Sciences)より、「70th Annual Technology &Engineering Emmy(R) Award(エミー賞)」を受賞しました。これは、リアルタイム映像伝送における当社独自のIPネットワーク誤り訂正技術が、低コストかつ高品質な映像伝送を可能にし、長年にわたり米国の放送市場において、お客様のネットワークインフラの変革に寄与してきたことが評価されたものです。

なお、本賞の授賞式は、米国ラスベガスにて2019年4月7日(現地時間)に執り行われました。

エミー賞の概要
エミー賞は、米国のテレビ番組ほかテレビに関連する様々な業績に対して贈られるものです。その中で当社が受賞した 「Technology &Engineering Emmy(R) Award」 は、テレビの技術、工学的側面に対して優れた発展や貢献をもたらした個人や企業に与えられます。

受賞の背景
IPネットワークの実用化が進み、放送局でもインターネット経由の映像伝送へのニーズが高まる中、中継放送や撮影した映像を編集用に局へ送付する際に、インターネット回線へのアクセス集中などに起因するパケットロスが映像乱れを引き起こし、その対応が重要な課題となっていました。当社は、そうしたデータの品質が保証されない回線においても高信頼な映像伝送を可能にするため、遅延時間や帯域幅の変動を考慮した独自の誤り訂正技術を、2004年に富士通研究所(注1)と共同開発しました。本技術は、散発的に発生するパケットロスを回復する前方誤り訂正(FEC)(注2)と集中的に発生するパケットロスを回復する自動再送要求(ARQ)(注3)の二つの手法を効果的に組み合わせることにより、高いエラー訂正能力を実現しています。当社は、本技術を富士通の「FUJITSU Network リアルタイム映像伝送装置 IPシリーズ」(以下、IPシリーズ)に実装し、2007年より米国顧客向けに販売を開始しました。現在では米国放送市場に広く普及しています。

IPシリーズの概要
IPネットワークや映像伝送用の有線・衛星回線などで、回線の伝送帯域にあわせて映像や音声データを圧縮してリアルタイムに伝送する装置です。放送局の映像伝送に適応する高画質対応のプロフェッショナルモデルから映像監視用途に用いられる汎用モデルまで、用途に合わせたラインナップを提供しています。本シリーズは国内外の放送事業者をはじめ、官公庁や各種企業などの多様な映像配信システムに、これまで5万台以上が採用されています。

今後の取り組み
4K・8Kの高精度映像伝送へのニーズが5G回線の普及によりさらに高まっていく中、今後も当社は本技術を適用してリアルタイムな高品質映像伝送を実現し、お客様に満足いただける高性能商品サービスをグローバルに提供していきます。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2019/04/8.html

概要:富士通株式会社

詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。

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