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MHIETが日本ガス協会の「2018年度技術大賞・技術賞」で技術賞を2件受賞


TOKYO, Jun 20, 2018 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社(MHIET、社長:花沢 芳之、本社:相模原市中央区)は、一般社団法人 日本ガス協会(会長:広瀬 道明氏)の主催による「2018年度技術大賞・技術賞」で、技術賞を2件受賞しました。受賞テーマは「1000kW 高効率ガスエンジンコージェネレーションシステム『GS16R2』の開発」ならびに「450kW 高効率ガスコージェネレーションシステム(SGP M450)の開発」で、いずれもエネルギー利用効率および経済性の高さが評価されたものです。6月14日に都内で表彰式が開催されました。MHIETとしては初の受賞で、前身の三菱重工業株式会社時代を含めれば3回目となります。

GS16R2は、東京ガス株式会社との共同開発により2013年から販売しているものです。業務用大規模施設から中小規模の産業用途まで幅広いコージェネ(熱電併給)市場向けで、燃焼の最適化や制御システムの高度化により42.3%という高い発電効率を達成する一方、エンジンの回転数を毎分1,000回転と低くすることで部品の交換サイクルを減らして保守費用を従来比約3割引き下げました。また、熱回収効率の向上により、総合効率78.5%を達成しました。このため、大幅なランニングコストの低減に成功しています。

一方のSGP M450は、東邦ガス株式会社との共同開発で、2015年に販売を開始したものです。燃焼の最適化や水冷ターボチャージャや、高効率発電機などの採用により高出力化を実現し、出力400kW級で世界最高水準の発電効率42.0%を達成しています。やはり熱回収効率の向上により、総合効率は81.5%に達しています。さらに、機器配置のコンパクト化などにより、設置スペースを大幅に削減しました。災害時対応などの事業継続計画(BCP)向けを含め、病院や商業施設、オフィスビル、工場などに広まっています。

日本ガス協会の技術賞は、ガス事業の発展に顕著な功績のあった独創性や発展性に富む画期的な技術を毎年表彰しているものです。2018年度は、技術大賞2件、技術賞9件が選ばれています。

MHIETは、今回の受賞を励みに今後も高性能・高効率エンジンの開発に力を注ぎ、世界中の経済発展と暮らしの快適性向上に貢献していきます。

概要:三菱重工業株式会社

詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。

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