トヨタ、トヨタブランドの燃料電池バスを東京都へ販売
- 2017年02月24日 18:00:00
- テクノロジー
- JCN Newswire
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トヨタは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京を中心に100台以上のFCバス導入を予定している。今後、市街地を走行するFCバスが増えるにつれて、公共交通手段としてのFCバス活用について、一般社会からの理解が高まることを期待している。
トヨタFCバスは、燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」向けに開発したシステム「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)*1」を採用しており、内燃機関に比べてエネルギー効率が高いことに加えて、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能を実現している。加えて、「ノンステップ基準*2」に合致しており、高齢者や児童が容易に乗降できるバスとなっている。
また、大容量外部電源供給システムを採用。最高出力7.2kW*3かつ大容量235kWh*4の電力供給能力を備えており、災害などの停電時に、学校体育館等の避難所*5や家電の電源としての利用が可能である。
トヨタFCバスは、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証事業*6」や環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業*7」により、開発と走行実証を行い、国土交通省の「地域交通グリーン化事業*8」により、今回の導入に至った。
トヨタグループでは、水素を将来の有力なエネルギーと位置づけ、FCV「MIRAI」をいち早く市販するとともに、FCバス、燃料電池フォークリフト、家庭用の定置式燃料電池などの技術開発・商品展開を推進しており、今後も、「水素社会」の実現に貢献するため、グループ一体となって開発を加速していく。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/mail/15160323
*1 トヨタFCスタックや高圧水素タンクなどで構成する燃料電池技術と、ハイブリッド技術を融合したシステム。
*2 国土交通省が定める「標準仕様ノンステップバス認定要領」を満たす、バリアフリーバス。
*3 接続する給電器の性能により、給電可能な電力は異なる。
*4 給電器で直流から交流へ変換後の値。給電器の変換効率、水素残量、消費電力により給電可能な電力量は異なる。
*5 施設の電気配線工事が必要。
*6 次世代のエネルギー・社会システムの実現に向け高い目標を掲げて先駆的な取組を行う地域を、「次世代エネルギー・社会システム実証地域」として選定し支援するもの。
*7 環境省が、大幅なCO2排出削減を実現することを目的とし、CO2排出削減技術の開発・実証を支援するもの。
*8 国土交通省が、自動車運送事業者等に対して、電気自動車バス・タクシー・トラック、燃料電池自動車バス・タクシー及び超小型モビリティの導入を支援するもの。
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。
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