UTPと日立および日立アジア社は2013年より共同研究を開始し、マレーシアに初めて光トポグラフィを導入しました。光トポグラフィは、日常空間でも簡便に脳機能計測ができる装置として、医療、教育、産業などさまざまな分野に応用することでQoL(Quality of Life)向上に貢献することが期待されています。これを実現するためには、多種多様な分野の研究機関や企業が協力して、新たなソリューションの開発や検証を行うことが必要です。
そこでUTP、日立および日立アジア社は、UTP CISIR内にOT-Hubを設立することで合意しました。OT-Hubでは、これまでの共同研究により得られた技術や知見だけでなく、日立が培ってきた最新の光トポグラフィ技術や脳科学応用技術をさまざまな協創パートナーと共有しながら、共同研究を推進していきます。
ペトロナス工科大学 Abdul Rahim Hashim副学長のコメント
「UTPでは、基礎研究だけでなく実用化に向けた研究開発にも注力することで、社会への貢献をめざしています。今回の日立との協創は、脳科学応用研究におけるUTPの強みと可能性を拡げるものであり、嬉しく思います。今後OT-Hubは、研究や臨床コミュニティの改善と、国際的なプレゼンスの向上に寄与するでしょう。マレーシアをリードする私立大学として、UTPが今回この機会を頂けたことを光栄に感じます。」
日立製作所 鈴木教洋執行役常務 CTO 兼 研究開発グループ長のコメント
「日立は、科学技術の革新を通じて社会のさまざまな課題を解決することで、経済成長とQoL向上への貢献をめざしています。そのためには、人間を理解し、人間中心、すなわち人々の幸福を高める技術を開発することが重要であり、今回設立されたOT-Hubが、脳科学応用の専門知識を集約し発信する、重要な役割を果たす場になると確信しています。」
関連情報
日立における脳科学応用の研究開発に関するWebサイト
http://www.hitachi.co.jp/rd/portal/highlight/brain/index.html
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/02/0214.html
*1 光トポグラフィ: 日立が開発した、生体を傷つけずに脳機能を画像化する技術。
*2 OT-Hub: Optical Topography Hubの略。今回開設した、光トポグラフィの共同研究を推進する組織。
*3 CISIR: Centre for Intelligent Signal and Imaging Researchの略。インテリジェントシグナル・イメージング(神経などの生体医療信号の解析)研究を行うUTPの研究センター。国際的、横断的な活動を目標としている。
概要:日立製作所
詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。
お問い合わせ先
株式会社日立製作所 研究開発グループ 研究管理部 [担当:小平、安井]
電話: 042-323-1111(代表)
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