原価管理テンプレートは、日系企業特有の原価計算における配賦や棚卸資産評価をサポートし、グローバルに展開している日系企業の原価精度向上を図ることで、企業の製造コストの最適化と利益計画に貢献します。
* 2016年11月から「Microsoft Dynamics(c) AX」は「Microsoft Dynamics(c) 365 for Operations」へ生まれ変わりました。
■ 背景
日系企業の海外拠点では、現地ベンダーが提供するERPを採用し、拠点ごとに異なるERPを導入するケースが多くあります。そこで、すべての拠点のシステムを統一するMicrosoft Dynamics(c) 365などのグローバルERPを導入するニーズが高まっていますが、日系企業の商習慣にあわせた機能のサポートが課題となっています。中でも原価管理は、管理会計への対応などで必要となる機能を追加で開発するか、高価な専用パッケージを導入する必要があり、システム投資の増大が問題になっています。
■ 原価管理テンプレートの特長
1.制度会計として2つの原価計算方式をサポート
原価管理の制度会計として、組立加工製造業を中心に利用されている標準原価計算と、化学品や食品といったプロセス製造業の一部で利用されている実際原価計算の2つの原価計算方式をサポートしています。
2. 配賦や棚卸資産評価などを標準でサポート
日系企業特有の品目や部門への配賦や、原価法の総平均法や低価法といった棚卸資産評価、およびERP保有データに基づく標準単価算出機能などを標準でサポートしています。これにより、企業では、原価管理テンプレートのパラメータを設定するだけで簡単に利用できます。
3.「Microsoft Dynamics(c) 365 for Operations」とのシームレスな連携を実現
「Microsoft Dynamics(c) 365 for Operations」の一般会計との仕訳連携や、補助部門費や共通部門費を予め設定した基準で、製造部門や直接製造品目へ配賦することが可能です。また、「Microsoft Dynamics(c) 365 for Operations」の生産、調達、在庫などのモジュールとの連携により、受払情報、購入原材料情報、製造経費情報に基づいた原価計算を行うことができます。
原価管理テンプレートは、「Microsoft Azure(c)」などのクラウド環境上に構築された「Microsoft Dynamics(c) 365 for Operations」と連携できます。
■ 今後について
日立ソリューションズは、既に「Microsoft Dynamics(c) 365 for Operations」を海外拠点に導入している日系企業のお客様や、ワールドワイドでERPの導入を検討しているお客様などに向け、原価管理を強化できる原価管理テンプレートを提供していくことで、製造業トータルソリューション全体で、2018年度300億円の売上をめざします。
■ 提供価格
個別見積
■ 販売開始時期
2017年4月1日
■ 「製造業トータルソリューション」「グローバル製造業向け原価管理テンプレート for Microsoft Dynamics(c) 365 」について
- 製造業トータルソリューション
URL: http://www.hitachi-solutions.co.jp/mfrtotal/
- グローバル製造業向け原価管理テンプレート for Microsoft Dynamics(c) 365
URL: http://www.hitachi-solutions.co.jp/dynamics/sp/solution/ax/
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.hitachi-solutions.co.jp/company/press/news/2016/1208.html
概要:日立製作所
詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。
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