Paidyは、Z世代のiPhoneの買い方から使い方までを調査した「Z世代のiPhone白書」を発表しました。この調査によると、Z世代の3人に1人が「iPhone 16」の購入を検討しており、正規品としての安心感や手数料なしで安く購入できる点から、Appleから直接購入する傾向が明らかになりました。また、購入時から下取りを想定するなど、意志を持った賢い買い物を実践していることも分かりました。
最近では、円安の影響で物価高が加速しており、総務省のデータによれば、2024年7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比で2.7%上昇しています。生活者はより賢い買い物を求められる状況にあります。Paidyの調査では、Z世代が自分の価値観に基づいて商品を選び、長く使えるものを購入したり、口コミを必ずチェックするなど、「マネパ」(マネーパフォーマンス)を意識した意志のある買い物をしていることが明らかになりました(図1)。
特に、手数料無料であれば分割払いを便利と考える人が多く、iPhoneの購入でもその傾向が強いです。Z世代の75.0%が「分割手数料無料で分割払いで支払うのは賢いと思う」と回答しています。また、約3割が将来的に下取りに出すことを想定して購入しており、計6割以上が購入時に何らかの意識を持っています。
iPhoneの購入場所については、Z世代ではキャリアでの購入と同等に「Appleから直接購入する」人が多いことが分かりました。その理由として、「Apple製品は正規店で購入したいから」(30.6%)や「価格が安いから」(29.1%)が挙げられています。正規店から購入する安心感や、余計な手数料がかからずに安く買える点が、Appleからの直接購入を選ぶ動機となっています。
さらに、Z世代のiPhoneユーザーの9割がリピーターであり、平均使用年数は約7年と、長年にわたり愛用されています(図2)。
iPhoneの存在について、Z世代の56.0%が「便利なツール」と答える一方で、約4割が「友達」や「相棒」、「家族」といった身近な存在に例えており、他の世代よりも高い割合で愛着を持っていることが分かりました(図3)。また、iPhoneなしの生活で耐えられる時間は「3時間以下」と答えた人が43.0%に上り、他の世代よりも短い傾向が見られました。
執筆:DXマガジン編集部