株式会社ベンドが運営する「スキルアップ研究所」による「IT業界のリモートワークに関する調査」の結果を発表しました。この調査は、IT業界の労働者に焦点を当て、リモートワークの現状とその影響を明らかにすることを目的としています。
調査結果によると、IT業界では90%以上の人々がリモートワークに適していると感じています(図1)。これは、IT業界の作業がデジタルベースであり、物理的な場所に依存しない特性に起因すると考えられます。
また、IT業界で働く人々の50%以上が現在リモートワークを利用しており、これにより効率的な作業環境が提供されていることが示されました(図2)。
ただし、就職活動や転職市場においては、リモートワークの有無はそれほど重要な要素とは見なされていません。70%のIT業界経験者と85%の非経験者が、リモートワークの提供を重視していないと回答しています(図3)。それにも関わらず、リモートワークを重視するIT業界経験者は、未経験者の2倍に上っており、IT業界特有の働き方が求められていることが伺えます。
この調査結果は、IT業界におけるリモートワークの浸透と、その利用による労働市場への影響を示しています。リモートワークは、働き方の柔軟性を高め、生産性向上に寄与していることが明らかにされており、今後もこの働き方が拡大していくことが予想されます。