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小さな約束でも守り続けて信頼を積み重ねよ!


信頼はリーダーとして成長し、チームをまとめる鍵となる要素です。信頼を築く基本は「約束を守る」ことです。どんなに些細な約束でも守ることで信頼は構築され、逆に一度失うと取り戻すのは難しいとされています。また、相手の期待を理解するために対話を重視し、親身になって接する姿勢も必要です。信頼を得るための取り組みは時間がかかるが、リーダーとしてこれを軽視することはできません。コミュニケーションの向上は、チーム改革のためにも重要です。

リーダーとして成長するために大切なことの1つが「信頼」です。周囲から信頼されることが成長には不可欠です。では信頼してもらうためにはどんな姿勢が必要か。ここでは信頼関係構築に必要な「約束を守る」ことの意味を考えます。【週刊SUZUKI #104】

リーダーとしてチームをまとめるために必要なことの1つが「信頼」です。当たり前ですが、信頼されないリーダーにメンバーはついていきません。信頼があることがリーダーの前提条件です。

信頼はどうしたら得られるのでしょう。「信」という言葉は、「人が言う」という言葉であるように、信頼は言葉にしたことを守る、すなわち約束を守ることで得ることができます。約束は、些細なことでも、何度も積み重ねることが必要です。こうした小さな積み重ねが、リーダーとしての信頼を育みます。

信頼は一度でも失墜すると取り戻せない、とよく言われます。些細な約束でも一度破れば、せっかく積み重ねた信頼は大きく失われてしまいます。信頼を得るには大小を問わず、どれだけ約束を守り続けられるかが重要です。

信頼を得るには、相手の話をしっかり聞くことも大切です。相手が何を望んでいるのか、何を期待しているのかを対話を通して把握するのが基本です。このとき、相手の期待に応えるのはもちろん、親身になって聞く姿勢を示すことで信頼関係が生まれます。チームのメンバーがどれだけ相談しにくるかが、リーダーとして信頼を得ているかどうかのバロメーターになっているとも言えます。

周囲の信頼を得られていないと思うなら、チームのメンバーと徹底的に対話すべきです。日々の業務で忙しくても、一人ひとりと対話する時間を設けるべきです。その上でメンバーがリーダーに何を期待しているのかをしっかり聞き出し、その期待に応えられるようにします。「信頼を得ることと、仕事をゴールに向かわせることは直接関係ない」と思う人もいるでしょう。しかし、たとえ遠回りであっても信頼を得る取り組みを軽視すべきではありません。信頼は短期間で得られないからこそ、築くための時間を惜しんではならないのです。

リーダーは自ら話しかけることを心掛けます。円滑なコミュニケーションに目を向け、チームを改革することもリーダーの重要な役割です。

【リーダーの心得 その12】

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。他に、日本オムニチャネル協会 会長、SBIホールディングス社外役員、東京都市大学特任教授を兼任。

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