キリンホールディングスは、海老名物流センターに最新の「自動ピッキングソリューション」を導入しました。
これは三菱重工業が開発した「ΣSynX」を基盤としており、無人フォークリフトや無人搬送車(AGV)、ピッキングロボットを連携させて効率的な作業を実現しています。従来の固定設備に依存せず、柔軟な倉庫レイアウトの変更が可能となり、オペレーター不足や重筋作業の負担軽減に寄与しています。
実証実験では、ピッキング作業の生産性が前比42%向上し、待機車両時間の短縮や他業務へのスタッフ再配置が実現しました。また、有事の際には人間が手動で作業を行えるハイブリッドオペレーションを採用し、リスク管理も考慮されています。今後もさらなる自動化を進め、物流業界の課題解決に取り組む方針です。
レポート/DXマガジン編集部香田