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さらなる飛躍を遂げるために必要な心構えをまとめた書籍「成長の心得」、著者の鈴木康弘氏が訴える成長の大切さとは?


成長するための極意を学ぶ一冊。そんな書籍が2024年9月に発売されます。書籍のタイトルは「成長の心得」。著者であるデジタルシフトウェーブ 代表取締役社長の鈴木康弘氏はなぜ今、成長することの必要性を訴えるのか。成長するためには何が大切なのか。「成長の心得」を上梓するに至った経緯を聞きました。


――「成長の心得」は、2024年3月に発売した「仕事の心得」に続くシリーズ第2弾とのこと。まず、前作「仕事の心得」の反響を教えてください。

鈴木:前作「仕事の心得」は、仕事に向き合う基本的な姿勢や考え方を、30の「心得」としてまとめました。

若い世代向けの内容だったため、若手社員から「仕事のためになるような話を初めて聞いた」「これまでの仕事の迷いが吹っ切れた」「私の座右の書の一冊にしたい」など、好意的な声を多数いただきました。若手社員の多くが仕事に悩み、仕事に取り組むときの姿勢や考え方をきちんと持ち合わせていない現状を改めて痛感させられました。

一方、想定外でしたが経営者や管理職などの方からも多数の意見をもらいました。「30の心得すべてに共感した」「社員にぜひ読ませたい」「仕事の心得を自社に定着させたいので、ぜひ講演していただきたい」などの声がありました。経営層の方々などにも共感していただき、正直驚いています。いかに仕事に対する姿勢や考え方、心構えが企業に根付いていないのか、さらに、こうした状況を課題ととらえる経営者が多いという現実を知る機会にもなりました。

――「仕事の心得」を通じて多くの方々からいただいた反響が契機となり、第2弾となる「成長の心得」を出版することになったのですか。

鈴木:はい。「仕事の心得」を読んだ方の中には、「もっといろいろな心得を知りたい」「続編を作ってほしい」という声が非常に多く、新たな「心得」を発売することにしました。

そもそも「仕事の心得」「成長の心得」で取り上げたことは、私がこれまでの経験で先輩や上司、経営者の方々から教わってきたこと、そのものです。こうした方々の教えを後世に残したい。そんな思いもあり、「心得」としてまとめることにしました。

――第2弾のテーマは「成長」。なぜ今、「成長の心得」が求められると思ったのでしょうか。

鈴木:私たちを取り巻く社会、さらには働き方が大きく変わっていることに起因します。日本企業は今、まさに先行きが不透明な中を突き進んでいます。こうした状況でも事業を拡大し、利益を出し続けることが求められています。

一方、企業で働く社員の意識はどうか。多くの人がお金を稼ぐ手段と割り切り、上司から言われた作業を淡々とこなすだけの社員が増えているように感じます。若手社員だけにとどまりません。30代や40代も含め、多くの社員が仕事に対するモチベーションを失っているのではないでしょうか。そこには積極性も見られません。自分で困難を乗り越えようとする姿勢も感じられません。ただただ機械のように働き、毎月の給料さえもらえれば十分、こう考える人で溢れています。

こうした社員の意欲を高めなければ、日本企業はおろか、日本は確実に低迷してしまいます。そこで、社員が仕事を単なるお金を稼ぐための手段としてではなく、働くことに意義を見出すべきと考えたのです。その意義の1つが「成長」だったのです。

――日本人は仕事をすることで成長するという意識が低いわけですね。

鈴木:はい。日本人の成長意欲は極度に低いと言わざるを得ません。総務省が2022年8月に発表した「社会生活基本調査」によると、「学習や自己啓発、訓練(学業以外)」に費やす1日あたりの平均時間は、20~24歳で20分、25~29歳で14分、30代で9分、40代で8分、50代で7分とごくわずか。1日に1時間以上勉強する世代はいないのが現実で、社会人がいかに「学び」を怠っているのかが分かります。対して世界では、社会人になってから大学で学び直そうとするケースが珍しくありません。資格を取得してスキルアップを図る人も大勢います。「人は一生涯学び続ける」という世界的な考え方と大きく乖離しているのが、日本人の実状なのです。

――これからは学びを通じて自身を成長させなければ生き残れない。

鈴木:終身雇用や年功序列といった旧来の考えはもはや消え去りました。つまり、「会社に守られる」といった旧来の働き方はもはや通用しません。会社というブランドがなくても、自分自身を武器に生き残っていかなければならないのです。では、このとき何を武器にすべきか。経験や実績などを武器にするという考え方もあるでしょうが、先行きが不透明な社会では必ずしも過去の経験や実績が武器になるとは限りません。大切なのは、自身を常に成長し続けること。進化し続けること。「自己責任を負う働き方」の時代に突入した今こそ、自分自身が成長して成果を手繰り寄せるようにならなければいけないのです。

――「成長の心得」では、まさに成長するために必要な極意を紹介している?

鈴木:多くの人が「成長」する方法を知りません。これまで成長しようと意識して働いてこなかったのですから。そこで、自身を成長し続けるために必要な考え方やポイントを「成長の心得」で取り上げています。30個の「心得」として何をすべきか、どんな心構えを持つべきかを説いています。

――具体的にどんな心得があるのかを教えてください。

鈴木:「成長の心得」では5つの章を設けています。具体的には「夢・志を持つ」「挑戦が成長を生む」「行動なくして成長なし」「本気でやり抜く」「失敗から学ぶ」「今を生きる」の5つです。章ごとに5つの「心得」を用意し、その内容を解説しています。例えば「夢・志を持つ」の章では、「夢・志は、成長を促す。夢・志は、人生に目的を与え、彷徨うことなく、最短距離で成長できる。」といった心得を示し、その意図や心構え、実践すべきことなどに触れています。「挑戦が成長を生む」の章では、「挑戦が、成長を生む。挑戦するからこそ、様々なチャンスに恵まれ、自らを成長させることができる。」など、テーマに沿った心得を説いています。

――「成長の心得」をどんな人に読んでもらいたいと思いますか。

鈴木:どう成長すればいいのか分からない、成長するために何が必要なのかを知りたい、そもそも成長することが必要なのか分からないなどの悩みを抱える若い世代に読んでもらえればと考えます。一方で、若い社員に成長する姿勢を学ばせたいと思っている経営者や管理職の方々にも参考になるのではないでしょうか。本書の内容をもとに研修を実施すれば、社員に意識改革に役立つのではと思います。これまでの成長とは無縁の企業風土を一新したいと考える経営者や人事担当者にも向くと思います。

――最後に、成長したいが成長できずにいる人に向けてメッセージをいただけますか。

鈴木:これからの時代は、自分自身の成長こそが成果や結果を手繰り寄せる手段となります。成長を身につけなければ周囲に乗り遅れ、5年後10年後も何も変わらないまま年齢を積み重ねるだけの人生となってしまいます。

大切なのはこの瞬間から変わること。「絶対に成長する!」「絶対に成果や結果を出す!」という強い覚悟で全力を出し切ることです。この姿勢と覚悟が、あなたを成長させるのです。「成長の心得」では、これまでの自分を変えるきっかけとなる考え方を30個詰め込みました。どれも成長する上で欠かせない心得ばかりです。

「これからの時代をどう生き抜くか」。この答えを導き出すヒントが「成長の心得」にはあります。自分を成長させる糧として、「成長の心得」に記した30個の心得を参考にしていただければ幸いです。

仕事の心得

発行:デジタルシフトウェーブ
発売:ソトコト・ネットワーク
発売:2024年9月6日

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<内容紹介>
セブンイレブン創業者鈴木敏文氏、ソフトバンク創業者孫正義氏、SBIホールディングス創業者北尾吉孝氏…日本を代表する創業経営者から著者・鈴木康弘が直接教わって、学び、経験、実行した「至極の金言」を30の心得にまとめました。次の世代に受け継ぐための「成長するための指南書」です。働く環境が大きく変わる中、成果や結果を出し続けるために必要な「成長」。しかし、「成長するための根本」は変わりません。「仕事や企業で成長するには何が必要か…」「何事に対しても意欲が沸かない…」などの悩みを抱えるビジネスマンはもちろん、経営者から学生にまで心に刺さる一冊です。今こそ、この心得と徹底的に向き合い、真に成長していくことこそ、輝く未来への一番の近道です。


「成長の心得」著者
鈴木康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長

1987年、富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事する。1996年にソフトバンクに移り、営業や新規事業企画に携わる。1999年にネット書籍販売会社のイー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長に就任。2006年にセブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。2014年、セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。グループのオムニチャネル戦略を推進するリーダーを務める。2015年、同社取締役執行役員CIO就任。2016年に同社を退社し、2017年、デジタルシフトウェーブを設立、代表取締役社長に就任する。他に、日本オムニチャネル協会 会長、東京都市大学 教授、SBIホールディングス 社外役員を兼任する。

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