EC事業を加速させたい中堅・大手メーカーにとって、心強いパートナーシップが誕生しました。EC構築のプロフェッショナルであるecbeingと、物流を担うSBSグループが業務提携を締結。サイト構築から物流、人材育成までを一貫して支援する体制を整え、成長著しいEC市場に新たな風を吹き込みます。
ECと物流の融合で、メーカー直販は「次のフェーズ」へ
ECサイト構築のトップランナー「ecbeing(イーシービーイング)」と、物流業界大手の「SBSグループ」が、業務提携を発表しました。両社はそれぞれの強みを活かし、ECを成長の柱にしたい企業に向けて、構築・運用・配送・人材育成までをワンストップで支援する体制を本格始動させます。
今回の提携の背景には、EC市場の急速な進化があります。これまでの「ネット通販」から、今やテレビ・紙媒体・実店舗と連携する「オムニチャネル戦略」へと進化が進み、企業にはより複雑な仕組みの構築と運用が求められています。とはいえ、こうした高度な運営には、デジタルに強い人材や、柔軟で迅速な物流体制が欠かせません。
そこで登場するのがこの提携です。ecbeingは1999年からECプラットフォームを提供し、これまでに1,600サイト以上を構築。業種を問わず柔軟な対応が可能で、オムニチャネル、ファンマーケティング、セキュリティ対応などにも強みがあります。
一方、SBSグループは全国に広がる物流ネットワークと、EC支援専門の子会社マーケティングパートナーを持ち、商品管理や出荷業務などを高いレベルでカバー。食品、アパレル、医薬品など、幅広い業種に対応できるのも特徴です。
この2社が連携することで、具体的には以下のような支援が可能になります。
- ECと既存チャネル(テレビ・カタログなど)の統合支援
- 顧客ニーズに合わせたECサイトの設計・構築・運用サポート
- 在庫管理や配送業務など、物流全体の効率化
- 将来のEC運営を支えるデジタル人材の育成
ecbeingの林雅也社長は、「構築と物流を一体で支援できる今回の体制は、クライアントの成長に大きく寄与できると確信しています」とコメントしています。
EC市場はますます多様化・高度化しています。今回のような“全体最適”を見据えた提携は、これからのECビジネスの新しいスタンダードになるかもしれません。