一般社団法人日本オムニチャネル協会は2025年2月28日、企業の優れたDXの取り組みを表彰する「DXイノベーション大賞」を開催します。DX(デジタルトランスフォーメーション)によって事業を改革する企業を表彰し、日本企業のさらなるイノベーションへの挑戦と改革を応援します。エントリー期間は、2024年8月26日(月)から11月26日(火)までです。
ビジネス共創の未来を切り開くDXイノベーション大賞
開催目的とその意義
ITやデジタルを駆使して自社を改革するDXの重要性がますます高まっています。未知の業界に飛び込んで新規事業を展開したり、先進的なテクノロジーを使った新サービスを世に送り込んだりと、自社で過去に例のない「挑戦」を続ける企業が増えつつあります。しかし、こうした新たな取り組みを評価する機会は少ないのが現状です。中には前例がないという理由で新たな挑戦を否定的にとらえる動きさえあります。そこで「DXイノベーション大賞」はこうした取り組みの背景にフォーカスし、DXを通じて「ビジネス共創」を目指す企業を表彰します。多くの企業が自信を持ってイノベーションに挑めるようにし、企業が積極的にDXを推進する企業風土や土台を築く一助になればと考えます。ゴールに向かって地道に取り組む現場の担当者にスポットライトを当てたい。こうした思いのもと、「DXイノベーション大賞」を設立することにしました。
受賞企業の知見を共有する場の創出
「DXイノベーション大賞」は単に企業を表彰するだけでなく、業界や地域のイノベーションの模範となる企業を発掘することも目的とします。そこで日本オムニチャネル協会ではイベント開催後も、受賞企業を中心に多くの企業が共に学び合える場を用意し、助け合いながら共に成長できる環境づくりに注力します。日本オムニチャネル協会が掲げる業界・企業・組織・地域・規模・年代を超えた共創の場をさらに広げるため、模範的な企業の取り組みを広く訴求していきます。
【開催概要】
イベントタイトル:DXイノベーション大賞
開催日時:2025年2月28日(金)
会場:虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー)
※アクセスはこちらhttps://forum.academyhills.com/toranomon/access/
参加費:無料
主催:一般社団法人日本オムニチャネル協会
【対象部門】
事業会社部門: 小売・外食・メーカー・サービス・エンタメ・金融・物流・卸・通販・DtoC
支援会社部門:IT・広告・決済・人材・コンサル
ベンチャー部門
【各賞・賞品】
最優秀賞(各部門1組):トロフィー+金一封
優秀賞(各部門1組):ミニトロフィー+金一封
スポンサー賞
【審査基準】
新規性: 顧客に新しい価値を提供する改革かどうか。
共創性: 業界・企業・組織の壁を超えた取り組みかどうか。
組織性: 全社一丸となった取り組みかどうか。
技術性: デジタル技術を活用した取り組みかどうか。
社会性: 社会全般に影響を与える取り組みかどうか。
【エントリーから本選までの流れ】
1. エントリー
応募社名、希望する部門など、必要事項を記入の上、企業(または推薦企業)のエントリーをお願いします。(エントリーは日本オムニチャネル協会HPから)
応募期間 : 2024年8月26日(月)~ 11月26日(火)
2. エントリー資料の送付と提出
エントリー意思確認後、エントリー資料をメールにて送付いたします。指定の期日までにエントリー資料を完成させ、ご提出ください。
3. 書類選考
提出いただいたエントリー資料を基に、書類選考を実施します。場合によっては追加資料の提出をお願いすることもございます。
審査の結果は、事務局よりメールでご連絡いたします。
4. 1次審査
書面審査を通過した企業には、1次審査へのご案内をいたします。
1次審査は、2025年1月31日(金)にオンラインプレゼンを開催予定です。
5. 本選
1次審査を通過した企業には、本選へのご案内をいたします。
本選及び表彰式は2025年2月28日(金)「オムニチャネルDay」で開催予定です。
本選では、各部門3社によるプレゼン発表を行います。
DXイノベーション大賞について詳しくはこちらからご確認ください
https://omniassociation.com/association/dxinnovation
【日本オムニチャネル協会とは】
日本オムニチャネル協会は2020年に設立された一般社団法人。イノベーション人材の育成を目指し、業界の枠にとらわれない活動を展開しています。小売や外食だけでなく、物流、メーカー、IT、エンターテイメント、メディア、金融など、さまざまな企業が会員として参画しています。設立から4年で会員数は500名、320社を超え、年間100回を超える協会活動を実施しています。部会やアカデミー活動に加え、カンファレンスの開催なども行い、活動領域は年々拡大しています。
【審査員メンバー】
日本オムニチャネル協会
会長:鈴木康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。1996年にソフトバンクに移り、営業や新規事業企画に携わる。1999年にネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長に就任。2006年にはセブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。2014年にはセブン&アイHLDGS.執行役員CIOに就任し、グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。2015年に同社取締役執行役員CIOに就任。2016年に同社を退社し、2017年にデジタルシフトウェーブを設立。代表取締役社長に就任。他に、SBIホールディングス社外役員、東京都市大学特任教授を兼任。
専務理事:林雅也
株式会社ecbeing代表取締役社長
1997年、学生時代に株式会社ソフトクリエイトのパソコンショップで販売を行うとともに、インターネット通販の立ち上げに携わる。1999年にはECサイト構築パッケージ「ecbeing」の前身である「ec-shop」を開発し、事業を推進。2005年に大証ヘラクレス上場、2011年に東証一部上場へ寄与。2012年には株式会社ecbeingの代表取締役社長に就任。2018年、全農ECソリューションズ(株)取締役 JAタウンの運営およびふるさと納税支援事業を行う。2020年からは日本オムニチャネル協会の専務理事を務め、ECサイト構築パッケージecbeingの導入サイトは1600サイトを超える。
理事:逸見光次郎
CaTラボ 代表取締役
1994年に三省堂書店に入社し、神田本店や成田空港店などで勤務。1999年にソフトバンクに移り、イーショッピングブックスの立ち上げ(現:セブンネットショッピング)。2006年にはアマゾンジャパンに入社し、ブックスのマーチャンダイザーを務める。2007年にイオンに入社し、ネットスーパー事業の立ち上げ後、デジタルビジネス事業戦略担当となる。2011年、キタムラに入社し、執行役員EC事業部長を経て、2017年にオムニチャネルコンサルタントとして独立。現在はプリズマティクスアドバイザーやデジタルシフトウェーブのスペシャリストパートナーなどを務める。
監事:大久保 洸平
New Commerce Ventures株式会社代表取締役
東京工業大学大学院卒業後、ヤフー株式会社に入社。Yahoo!ショッピングにて、出店企業へのコンサル営業、サービスEC事業立上げ、広告企画の業務に従事。またCSO(Chief Strategy Officer)室にて調査業務も担当。2017年よりYJキャピタル(現Z Venture Capital)に参画。コマース領域を中心としたスタートアップ支援に注力。2022年、コマース領域特化型のベンチャーキャピタルNew Commerce Venturesを設立。スタートアップ支援、及び、オープンイノベーション支援を行う。また、日本オムニチャネル協会監事、日本ショッピングセンター協会アカデミー講師としても活動。
渡部弘毅
ISラボ代表
日本ユニシス(現BIPROGY)、日本IBM、日本テレネットを経て、2012年にISラボを設立。お客様の心理ロイヤルティを構造化し、アンケートから定量化して施策に繋げる独自の方法論を提唱。ファンづくりの科学的かつ実践的なコンサルティング手法が注目され、各協会や団体、学術での研究活動や啓蒙活動にも積極的に取り組んでいる。一般社団法人地域マーケティング経営推進協議会の理事も務める。「ファンをつくる顧客体験の科学 『顧客ロイヤルティ』丸わかり読本」、「お客様の心をつかむ心理ロイヤルティマーケティング」、「営業変革しくみを変えるとこんなに売れる」を出版。日本オムニチャネル協会ロイヤルティマーケティング分科会 リーダー、コールセンタージャパン5年後のコンタクトセンター研究会リーダー、東京理科大学大学院 経営学研究科 椿研究室 Consumer Well-being研究チームを兼任。
田中安人
グリッドCEO
吉野家CMO
公益財団法人日本スポーツ協会 ブランド戦略委員会委員
東証一部上場企業で戦後初倒産を経営企画室にて経営者と対峙し代表解任動議、会社分割、会社譲渡、社員移籍を推進しながら会社の清算を完逐。その後、アドバタイジングエージェンシー創業、銀河系最強集団レアル・マドリード招致、女子十二楽坊第54回紅白歌合戦出場経験後、マーケティングコンサルティング会社を創業する。はなまるうどん、吉野家CMO、日本のスポーツの未来設計、各種スポーツ団体組織変革、エンターテイメント企業変革で株価上昇実現させる。スポーツ界&ビジネス界の両方において成果が出る独自フレームワークで組織変革、リーダーシップ育成を得意領域とする。
小橋重信
株式会社リンクス 代表取締役
1992年にアパレル会社でブランド事業を運営し、上場から倒産までを経験。その後、SONY通信サービ事業部でIT関連に関わり、2005年に物流会社OTSで、EC物流などの新規事業の立ち上げに携わる。現在は、物流コンサルティング会社リンクスを立ち上げ、「物流から日本の企業を元気にする」をミッションに、物流の現場改善から物流戦略の見直しなどを支援する。ビジネススクールなどでロジスティクスについて講演するほか、日本オムニチャネル協会の物流ボードメンバーとして活動し、2021年にはダイヤモンド社より「メーカーの仕事」を共著で出版。物流系YouTube「ロジカイギ」配信中。
亀卦川篤
株式会社やる気スイッチグループ 執行役員 事業ディベロップメント本部長 兼 店舗企画運営本部長 クロス・アンブレラ 代表社員
1991年に凸版印刷に入社し、営業部門で印刷、キャンペーン、イベント、スペースデザインを担当。1994年、日本初のインターネットサイト立ち上げに参画し、その後デジタル業務の新事業開発や企画営業に従事。2006年、博報堂とのジョイントベンチャーでCRMエージェンシー「BrandXing」を設立し取締役に就任。2010年には凸版印刷に帰任し、電子チラシ事業などを管掌。2021年、「クロス・アンブレラ」を設立しコンサルティング事業を展開。2022年4月からHabitat株式会社の取締役として活動し、一般社団法人次世代データマーケティング研究会(NDMA)及び情報経営イノベーション専門職大学の客員教授も務める。
郡司昇
店舗のICT活用研究所 代表
小売DX合同会社 代表社員
ゴウリカマーケティング 顧問
1999年に株式会社ランドを設立し、代表取締役社長としてドラッグストアを経営。2007年に株式会社セイジョーに入社し、調剤事業部課長として従事。ココカラファインの事業管理室課長に転籍し、店舗運営マニュアルの作成を含むグループ業務の効率化、異業種アライアンス、基幹・情報システムのリプレース、物流、販社統合など、すべてのプロジェクトに携わる。 2013年には株式会社ココカラファインOECを設立し、代表取締役社長に就任。2016年からは株式会社ココカラファインの統合マーケティング部長も兼任し、グループ統合マーケティング戦略を立案し実現する。現在は、全体最適やDXに関する悩みを抱える企業のお手伝いをし、その先にある顧客体験の向上を目指す。また、小売業におけるICTの活用や、IT企業が持つ技術の小売業への活用にも取り組む。
特別審査員
菊地唯夫
ロイヤルホールディングス株式会社代表取締役会長ほか
1988年早稲田大学政治経済学部卒業後、日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)に入行。1993年フランスESSEC経済商科大学院大学(ビジネススクール)卒業。頭取秘書役などを経て、2000年にはドイツ証券に転じ、投資銀行本部ディレクターを務めた。2004年執行役員総合企画部長兼法務室長としてロイヤル株式会社(現ロイヤルホールディングス株式会社)入社。2010年代表取締役社長、2016年に代表取締役会長兼CEO、2019年より現職。現在、京都大学経営管理大学院特別教授も務める。
森川亮
C Channel代表取締役社長
1989年、筑波大学情報学類情報工学専攻卒業後、新卒で日本テレビ放送網株式会社に入社。同年3月、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程を修了。MBA取得。その後、ソニー株式会社に入社。 ソニー退職後はNHN Japan株式会社(旧:ハンゲームジャパン株式会社)に入社し、取締役を経て、代表取締役社長に就任。 同年、ネイバージャパン株式会社設立に伴い、代表取締役社長を兼務。 2013年、NHN Japan株式会社の商号変更により、LINE株式会社代表取締役社長就任。 2015年4月、C Channel株式会社代表取締役就任。
庵原保文
株式会社ヤプリ代表取締役
出版社にてスノーボード雑誌の編集を経て、ヤフー株式会社にてメディア事業部・企画職として従事。その後、外資系金融のマーケティングマネージャーを経て、2013年株式会社ヤプリを創業。2020年東証マザーズ上場。
後援
日本マーケティング学会 オムニチャネル研究会
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会
一般社団法人日本オムニチャネル協会
https://omniassociation.com/