日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン・エスピノーサ)は、2027年度末をもって追浜工場での車両生産を終了し、生産機能を日産自動車九州株式会社へ移管・統合する方針を明らかにしました。今回の決定にあたり、すでに関係するステークホルダーとの対話を開始しており、移管プロセスを円滑に進めるための準備を進めています。
日産は、地元自治体との協議をすでに開始しており、関係各所との連携体制の構築に着手しています。7月15日には主要取引先であるサプライヤーを対象とした説明会を開催し、生産移管に関する基本方針や今後の対応計画について説明を行いました。今回の移管では、「ノート」「ノート オーラ」、そして次期型「キックス」の生産が対象となっており、サプライヤーとの緊密な連携が重要になるとしています。
また、今後は労働組合との正式な協議を開始する予定であり、対象となる従業員に対しては、それぞれの状況に応じた多様な選択肢を提示しながら、きめ細やかな支援を行っていく方針です。同社は、誠実かつ透明性のあるコミュニケーションを重視し、敬意をもって対応する姿勢を強調しています。
イヴァン・エスピノーサCEOは「今回の移管は、従業員だけでなく、追浜工場を長年支えてくださったパートナー企業や地域社会の皆様にも影響を及ぼすものです。すでに関係各所との対話を開始しており、透明性と敬意、そして協力を重視して進めてまいります。関係者の皆様の声に真摯に耳を傾け、持続可能な道を共に切り拓いていきたいと考えています」とコメントしています。
なお、今回の移管により顧客への納期に影響が出ないよう、同社は最大限の対応を継続するとしています。今後も従業員、取引先、地域社会に対して適切な情報提供を行いながら、誠実な対応を続けていくとしています。
詳しくは「日産自動車」まで。
レポート/DXマガジン編集部