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【日本初導入】AI荷降ろしロボット「RockyOne」が稼働開始!30kgまで自動対応、物流の常識を変える!?


SGシステム株式会社とXYZ Robotics株式会社、サンワサプライ(上海)有限公司は、AI搭載の荷降ろしロボット「RockyOne」をサンワサプライ東日本物流センターへ導入したと発表しました。両社は2025年2月に日本市場への物流ロボット導入で協業することに合意しており、本導入が第1号となります。RockyOneはXYZ Roboticsが開発したMMR(Mobile Manipulation Robot、自律移動型単腕ピッキングロボット)で、AMR(全方位移動架台)に産業用ロボットアーム、3Dカメラモジュール、独立制御吸着ハンドを搭載しています。対応範囲は1辺150~800mm、最大30kgまでのカートンで、20ft/40ft/45ft(標準/HC)コンテナに対応可能です。

同ロボットはコンテナの手前から最奥部まで自動で荷降ろしを行い、混載された多様な荷物にも対応します。AIベースの視覚認識と3Dセンシングにより対象物を検出し、吸着ハンドで確実に荷卸しを実行します。荷物の積み方が悪い場合や障害物で自動操作が困難な際には、タブレット端末に警告と対応方法が表示され、迅速な復旧が可能です。ロボット本体のサイズは約1,400mm×1,060mm、重量は約1,200kgで、移動速度は最大0.9m/s、傾斜10度・段差20mmまで対応します。処理能力は運用条件により300~800PPH、400CPHを想定しており、実運用では大型荷物が320PPH、中型荷物が470PPHの処理性能を確認しています。

導入にあたっては、コンテナ内の過酷な作業環境(高温・高所作業や重作業)に対応するため、SGシステムがサンワサプライ商品のサイズや、積載状態などを詳細に調査して対象コンテナを選定し、自動化の可能性を分析しました。自動化が可能なコンテナについてはXYZ Roboticsがシステム上で事前にシミュレーションを行い、安全かつ効率的な荷降ろしを検証しました。一方で自動化が困難なコンテナについては、サンワサプライ(上海)が荷物の積み方など運用面の見直しを行い、混載時でもロボットの自動化率を高める運用改善を実施しました。

また、SGシステム、XYZ Robotics、サンワサプライ(上海)は日本の安全規格に準拠した混載対応ロボットを実用化した点を強調しており、SGホールディングスグループの物流ネットワークとサンワサプライの販売チャネルを通じて、多くの物流現場への提供を目指すとしています。量産化や量販体制の整備を進めることで、物流現場の自動化・省人化に貢献していく計画です。

詳しくは「SGシステム」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松

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