熊本県天草市の天草市立牛深市民病院・河浦病院が、子ども向けオンライン診療アプリ「キッズドクター」と連携を開始しました。夜間や休日にかかりつけがないとき、スマホで医師や看護師につながる新たな受診ルートを整備します。
夜間・休日の受診をオンラインで補完

株式会社ノーススター(本社:東京都港区、代表取締役社長:田北浩大)が提供する「キッズドクター」は、天草市立牛深市民病院・河浦病院と連携し、地域の小児医療をオンラインで支援します。両病院では医師数の減少や働き方改革の影響で従来の体制維持が課題となっており、今回の連携により全国の医師や看護師とオンラインでつながる仕組みを補完的に導入します。
まずは牛深地域と河浦・天草地域の市民に向けた知を進め、夜間や休日など普段かかりつけ医が開いていない時間帯の体調不良時にオンライン診療や看護師によるチャット健康相談の利用を促します。オンライン診療は平日6:00〜16:00/18:00〜24:00、土日祝は6:00〜24:00で提供され、医師が必要と判断すれば処方も可能です。
診察には健康保険証と子ども医療費助成が適用され、サービス利用料など診察費以外の費用は発生しません。チャット健康相談は厚生労働省の指針に基づき医学的判断を伴わない一般的情報提供や受診勧奨を行い、平日18:00〜23:00に対応、利用は3ヶ月で3回まで無料です。
受付で緊急性が高いと判断した場合は迅速に近隣の救急病院を案内する運用とし、救急外来の「コンビニ受診」を防ぐことで医療現場を緊急度の高い患者対応に集中させ、医師の過重労働抑制にも寄与する狙いです。ノーススターは自治体や医療機関との連携を通じて、天草市の地域医療をオンラインで支える取り組みを継続していくとしています。
詳しくは「株式会社ノーススター」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權