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【自治体DX】新潟県柏崎市が導入、AIカードで経費処理が激変


柏崎市がLayerXのAI法人カード「バクラクビジネスカード」を導入。4つの決済制限とAIの自動照合で公金管理の透明性と不正防止を同時に強化し、総務・経理業務の大幅な効率化を目指す段階的な自治体DXが動き出した。

柏崎市がバクラクを採用した理由と実務影響

新潟県柏崎市は、職員のカード利用に伴う権限と会計監査の負荷を減らすため、LayerXの「バクラクビジネスカード」を一部所属で導入します。カードは「決済先」「利用上限金額」「利用期間」「通貨」の4軸で細かく決済制限を掛けられ、用途外支出を事前に防止できる点が自治体要件に合致しました。さらに「カード所有者」設定により、誰が使ったかを明確に追跡できるため、債務確定や監査対応の迅速化が期待されます。

技術面では、スマホで撮影した領収書を最大100件まとめてアップロードし、AIがカード明細と即時にマッチングするワークフローが肝です。過去の仕訳を学習して自動で仕訳候補を提示するため、手入力や紙管理が激減し、総務・経理の(定型)工数削減へ直結します。決済後の即時通知も備わっており、不正利用の早期発見にも寄与します。

ただし導入で注意すべき点もあります。既存の会計システムとの連携や予算執行ルールの見直し、職員向け運用マニュアルと教育は不可欠です。また、誤アラートや例外処理の運用設計を怠ると現場混乱を招く恐れがあります。柏崎市の「一部所属での試行→段階展開」という方針は、実務負荷を抑えつつ運用精度を高める現実的な選択と言えます。

自治体DXの観点では、今回の導入はツールによる効率化だけでなく、ガバナンス再設計の入り口です。LayerXのようなAI自動化を起点にデータの可視化が進めば、予算配分や政策評価の精度向上にもつながります。重要なのはツールを導入して終わりにせず、制度設計・運用改善・職員教育の循環を回すことです。

詳しくは「LayerX」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

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