日本語や中国語、韓国語に対応した新たなAIモデルが登場しました。株式会社Deepreneurと株式会社ユビタスの共同開発によるこのモデルは、GPT-4を上回る性能を持ち、観光業界を革新する可能性を秘めています。果たしてその実力は?
AIモデルの新たな時代が到来
東京大学発のAIスタートアップである株式会社Deepreneurが、株式会社ユビタスと共同で新しい大規模言語モデル(LLM)を開発しました。このモデルは、日本語、韓国語、中国語に対応し、驚異の405Bパラメータを誇ります。経済産業省とNEDOの支援を受けた「GENIAC」プロジェクトの一環として行われており、観光業界に特化した性能を備えています。
このプロジェクトでは、Llama3.1を基に、1000億トークンのデータを用いて事前学習が行われ、その後、対話形式での微調整が実施されました。その結果、開発されたAIは、精度と流暢性において格段の向上を見せています。

さらに、ベンチマーク評価での成果も顕著で、日本語モデルはJA MT-Benchで9.18、繁体字中国語モデルはTMMLU+で76.06%以上の高スコアを記録しました。このように、観光データを駆使したAIモデルの開発は、今後のDXを加速させる要因となるでしょう。
Deepreneurは、自社のLLM「Blue-Lizard」など最先端技術を活用し、企業向けのカスタマイズされたDXソリューションを提供しています。今後の動向にますます注目が集まります。
詳しくは「Deepreneur」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權