生成AIを活用した都立学校の業務・学習支援基盤「都立AI」が、東京都のDXアワード2025で最優秀賞にあたる「知事賞」を受賞。わずか1カ月での全校導入を実現したコニカミノルタジャパンの構築力にも注目が集まっている。
教育の現場にDXを実装、AIが“使える現場”を現実に
コニカミノルタジャパンが構築した教育向け生成AI「都立AI」が、2025年6月に開催された東京都主催「都庁DXアワード2025」にて知事賞を受賞した。「都立AI」は、都立高校を含む全256校・約16万人の生徒と教職員が活用できる専用AI基盤で、2025年5月より本格運用が開始された。
本サービスは、児童生徒のAI活用リテラシー向上と教職員の業務効率化を両立することを目的に開発。不適切な表現を自動検出するフィルタリング機能など、安全面も考慮されている。最新のGPT-4o-miniに対応し、従来より高速・低コストな運用も実現した。
また同社は、既存サービス「tomoLinks」においても学習支援AI「チャッともシンク」などを展開しており、文科省ガイドラインに準拠した形で教育現場におけるAI利活用を推進している。今回の受賞を通じて、教育の質と現場DXの同時実現に向けた取り組みがさらに加速することが期待される。
詳しくは「コニカミノルタジャパン」まで。
レポート/DXマガジン編集部