街角の出会いに、光と音の魔法を――。日本とカナダのクリエイティブチームが手がけた体験型アート『Echo(エコー)』が、カナダで開催された「NUMIX Award 2025」にてインスタレーション部門の最優秀賞を受賞しました。受賞を通じて、街の中に偶発的な“つながり”を生み出すアートの可能性が、国際的に評価されました。
人と人をつなぐ光の波『Echo』、日本全国へ展開も
『Echo』は、参加者の声を“光の波”として空間に可視化するインタラクティブアート作品です。デザインはカナダ・モントリオール拠点のMirari(ミラリ)が、製作と技術実装はビットムーブスジャパンが担当。2025年に東京・渋谷で開催された「DIG SHIBUYA」で初披露され、来場者の注目を集めました。
今回受賞した「NUMIX Award」は、デジタル映像やXR、インタラクティブ体験などを対象とするカナダ・ケベック州の権威あるアワード。『Echo』は、街に設置されることで見知らぬ人同士の自然な交流を生み出す点や、空間の印象そのものを変化させるインパクトが評価され、最高賞を獲得しました。
受賞コメントでは、MirariのCEOであるThomas Payette氏が「公共空間におけるインタラクティブ表現の力を証明できた」と述べ、ビットムーブスジャパンの代表・田村善幸氏も「言葉を超えて人と人をつなげる作品を実現できた」と、喜びを語っています。
本作品は今後、日本全国への展開も予定されており、アートとテクノロジーが融合する新たな街づくりの象徴として注目を集めそうです。
詳しくはビットムーブスジャパンの公式サイトまで。
レポート/DXマガジン編集部