消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」を提供する株式会社mitorizは、全国の会員約3,000人を対象に「2025年夏季休暇の過ごし方」に関する調査を実施した。円安や物価高、インバウンド増加の影響が続く中、今年の夏の傾向が明らかになった。

まず、連休取得に関しては「連休はない」と答えた人が28.0%と、昨年からやや減少。一方「9連休」は13.1%で最多だった。夏季休暇を「うれしい」と感じている人は全体の55.3%と大きな変化はないが、「とてもうれしい」と答える割合が前年から増加し、ポジティブな感情が強まっている傾向も見られる。
過ごし方については、「何もせずゆっくり」が最多ながらも前年比で減少。代わりに「食事を楽しむ」「趣味を楽しむ」といった“自分時間”や“近場でのアクティビティ”への関心が増えている。また、夏季休暇の予算では「5,000円未満」が最多だが、「1万〜3万円台」も増加傾向にあり、無理のない範囲で休暇を充実させたいという消費者の姿が浮かび上がった。

なお、夏の休暇を「うれしくない」と感じる理由としては「どこも混雑」「交通渋滞」などが上位。インバウンド増加による混雑や価格高騰に対する不満も目立った。全体として、夏季休暇に対する期待と不安が混在するなかでも、アクティブで自分らしい過ごし方を選ぶ傾向が強まっているといえる。
詳しくは「mitoriz」まで。
レポート/DXマガジン編集部