観測史上最も暑かった6月、ドラッグストアではUVケアが12.3%増、制汗防臭剤は26.3%増──食品スーパーでもスポーツドリンクが14.8%増と、猛暑対策商材の需要が例年より早くピークを迎えています。大規模購買データが示す「夏商材最前線」に迫ります。
前倒しニーズを捉えた“夏商材”売れ筋TOP5
True Dataの分析では、2025年6月の売上伸長ランキング上位は以下の通りでした。
- 熱冷却用品・用具:28.2%増
- 男性用制汗防臭剤:26.3%増
- UVケア・サンタン:12.3%増
- スポーツドリンク(食品スーパー):14.8%増
- パーソナルアイス:10.5%増
西日本の早い梅雨明けと都心部の連続真夏日が、冷却グッズや飲料の購買を加速。日焼け止めや清涼飲料だけでなく、アイスや冷感タオルなど「暑さ対策アイテム全般」が前年同月比で二桁成長を遂げています。
企業はこの「前倒し消費」に対応し、在庫計画の前倒しや販促スケジュールの見直しを急務としています。特に、米カテゴリの売上金額が80%超急増したスーパーもあるため、精緻なデータ分析にもとづく品揃えと売場展開が、夏商戦の勝敗を大きく左右しそうです。
詳しくは「株式会社True Data」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道