患者の自宅から病院、介護施設まで、医療と介護の垣根を超えた一元的なデータ連携がついに始動!NECと東京科学大学が締結した協定により、AIやセンサーを駆使したバーチャル医療・ヘルスケアシステムの研究開発がスタートします。研究者・スタートアップを巻き込む共創コミュニティの立ち上げで、次世代のサービス創出が加速する予感です。
患者中心の「シームレス医療」を支える技術基盤
NECはこれまでAIによる慢性腰痛セルフケア支援や「NECカラダケア」で培った技術を、東京科学大学の医療・工学知見と融合。今回の協定では、病院内外のあらゆる医療・ヘルスケアデータを安全かつ容易に共有できるデータ基盤や、ウェアラブルセンサーなどの収集デバイス開発に着手します。

これにより、予防医療から急性期・慢性期ケア、在宅介護までをシームレスに結びつけ、疾患ごとに最適化されたサービス提供と医療従事者の業務効率化を実現。さらに、製薬企業やセンサーメーカーへのデータ提供を視野に入れ、新たなビジネスモデル構築も検討中です。
2025年度内に共創コミュニティを発足し、研究者やスタートアップが研究フィールドや市場アクセスを得られる場を提供。多様なプレイヤーとのオープンイノベーションを通じ、患者視点に立った真のデジタルヘルスケアの実用化を加速していきます。
詳しくは「日本電気株式会社」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道