高精度みちびきCLAS対応GPSで1秒ごとの軌跡から「どの向きに」「どれだけ滞在したか」を自動解析。回収ルート最適化や作業証明が一目瞭然となる行動データ再生ツール最新アップデートの全貌を追いました。
進行方向可視化×自動滞在分析で“現場のなぜ?”を鮮明化
エゾウィン株式会社の「レポサクトラフィック」に新搭載された「進行方向の矢印表示機能」は、たとえば60秒ごとの矢印で車両の向きをマッピング。どのルートを、どちらの方向へ走行したかが瞬時に把握でき、非効率な切り返しや旋回のムダをあぶり出します。

加えて「滞在時間の自動分析機能」は、矢印が連続してプロットされた箇所を検知し、その場に留まった秒数を自動算出。積み込みや待機、休憩といった動作の実態を客観データとして可視化することで、作業ボトルネックの発見や従業員保護の証明にも直結します。
ごみ収集や農作業、除雪など複雑ルートの現場では、これまで「線」だけで見落としがちだった行動の意図を深掘り可能に。ベテラン作業者の効率的ノウハウを組織へ共有し、新人教育ツールとしても威力を発揮します。
今後は社内検証を経て、顧客向け提供を視野にリリース予定。エゾウィンは、高頻度・高精度GPSデータを基盤に、現場判断を支える解析機能のさらなる拡充を進めていきます。
詳しくは「エゾウィン株式会社」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道