医薬品・メディカルテック企業が平均78のシステムに翻弄される中、Salesforceの新「Life Sciences Partner Network」でデータ統合とAIエージェント導入が加速。開発も運用も“ワンストップ”でDXが一変します。
パートナーネットワークで加速するライフサイエンスDX
5月に発表されたLife Sciences Partner Networkは、HIPAA/GxP対応のLife Sciences Cloudへの移行支援から、Agentforceを始めとするAIエージェント導入まで、エコシステム全体をカバーする認定パートナー群。
- Migration Alliance…Accenture、Deloitte、PwC、KPMGなど世界有数のSIがレガシーCRMからのシームレス移行を支援。
- Agentforce実装…BCGやMcKinseyらコンサルティングファームが、AIエージェントによる業務自動化・要約・アクション抽出を最適化。
- データ連携&スキル…MuleSoftやData Cloud連携で臨床・クレーム・行動データを統合し、athenahealth、Viz.ai、ComplianceQuestなどのプリビルトコネクタで即時利用可能に。
製薬・医療機器企業は平均78ものシステムを抱え、データサイロや非構造化データが足かせに。Partner Networkにより、全社データとデジタルラボアジェントが一つのプラットフォーム上で動き、医療従事者や患者へのパーソナライズ体験を迅速に実現します。
規制対応、サイバーリスク対策、リソース不足といった業界課題も、SalesforceのProfessional Services/Customer Successチームと連携した伴走支援でクリア。デジタルラボを駆使し、臨床から商業部門までエンドツーエンドのDXを推進する新たなフレームワークが、ライフサイエンス領域の標準となるでしょう。
詳しくは「Salesforce」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道