「需要予測から在庫最適化まで、AIがすべて自動化?」──7月8日、NTT AI‑CIXとRetail AIが共同で『株式会社Retail‑CIX』を立ち上げ。POSデータ解析と連携AIエージェントで、サプライチェーン全体の効率化を実証済みのソリューションとして提供します。
POS×AIエージェントで物流から販売まで最適化
株式会社Retail‑CIXは、NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)とRetail AIが7月8日に設立した新会社です。小売業のサプライチェーンDXを加速するため、POS販売データを活用した「需要予測AI」と、AIエージェントによる発注・在庫管理の自動化を一気通貫で提供します。
同社が発表したサービスは、以下の2つの柱で構成されています。
- Real‑Time Demand Forecast
店舗POSデータをリアルタイムに解析し、数分ごとに需要を予測。過去実績や気象情報、プロモーション効果を加味し、99%以上の予測精度を誇ります。 - Autonomous Order Agent
予測結果をもとに、AIエージェントが最適な発注量とタイミングを提案。店舗ごとの在庫不足リスクを平均20%低減し、発注作業時間を月80時間削減する実績を持ちます。
Retail‑CIXはすでに大手スーパー3社でPoCを実施し、在庫回転率が平均15%向上。今後は全国小売チェーンへの導入を加速し、2026年度末までに50社以上への展開を目指します。
詳しくは「株式会社Retail‑CIX」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道