デジタル庁と内閣府が共同で開発した新たなポータルサイト「Japan Dashboard」の公開が発表されました。この新しいプラットフォームは、経済、財政、教育、社会保障といった多様なテーマにわたる統計情報を見える化し、より直感的に情報をつかむことができるよう工夫されています。
統計情報は、社会の現状を把握するための重要な基盤です。しかし、数値やデータだけでは多くの人にとって理解しづらいものです。「Japan Dashboard」は、こうした課題に対処し、誰でも利用しやすい情報源を目指しています。

このポータルサイトでは、人口、経済、教育、社会保障、暮らし、社会基盤、地方財政の7つのカテゴリーに分かれた691の指標データを提供しています。各指標は、表やグラフ、地図形式で視覚化され、ユーザーは自分の必要に応じた情報を容易に取得できます。
利用者は、単一の指標に関する情報を得るだけではなく、複数の指標を組み合わせることによって、より深い分析や比較を行うことが可能です。さらに、データのコピーやダウンロード機能も搭載されており、研究や報告書作成に役立つ情報源となっています。
「Japan Dashboard」は、以前の内閣府のサイト改良版であり、ユーザーインターフェース(UI)や操作性が重視されたデザインが大きな特徴です。これより、利用者は情報を手間なく検索し、アクセスすることができるようになっています。デジタル技術の進展に伴い、統計情報の扱い方が大きく変わってきた今、こうした新しいプラットフォームは、利用者にとって非常に便利なツールとなるでしょう。将来的には、市区町村データの拡充が予定されており、更に地域に根ざした統計情報が得られる見込みです。
デジタル庁と内閣府が開発した「Japan Dashboard」は、統計情報を分かりやすく視覚化することにより、政策決定や社会の理解を助ける新しいプラットフォームです。情報化社会において、こうした取り組みはますます重要性を増しています。このサイトを通じて、多くの人々が統計情報をより身近に感じられることを期待しています。
詳しくは「デジタル庁」「内閣府」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 小松