近年、コスメ市場におけるトレンドは世代ごとに異なる動向を見せています。特にZ世代とY世代では、コスメ選びにおいて何を重視しているのか、また流行をどのように捉えているのかが顕著に表れています。調査によれば、Z世代・Y世代ともに「自分に似合うこと」が重視されている一方で、Z世代は「見た目の可愛さ」も重要視しています。具体的には、Z世代の51.2%が「自分に似合うこと」を1位に、次いで40.4%が「コストパフォーマンス」を重視しているとの結果が出ました。一方、Y世代では53.6%が「自分に似合うこと」を重視するものの、見た目に関するこだわりは16.4%と少なく、コスパを43.2%が重視しています。
興味深いのは、Z世代が友人やSNSの影響を強く受けている点です。Z世代では約80%が他人の影響を受けてコスメを購入した経験があり、特に友人やSNS上の一般人、さらには「推し」の影響も大きく、Y世代に比べ社交的な要素が強いことが伺えます。最近ではバッグやポーチに取り付けられる「チャームコスメ」が注目されています。調査によれば、Z世代の使用率は8.4%で、認知度は31.0%に達しています。「気分が上がる」「使い勝手良い」といった理由から、特にファッションやコスメに興味のある層では人気が高まっています。デジタルでの情報収集やオンラインでの口コミも、その普及を助けています。
調査結果から、Z世代とY世代のコスメ選びには明確な違いがあることが明らかになりました。特にZ世代はSNS影響を受けやすく、コミュニティ内のトレンドが購買行動に強く関与しています。一方で、コスメに求める基本的な要素は共通しており、今後の流行がどのように変化していくのかが注目されます。
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レポート/DXマガジン編集部小松