「子どもには進学と就職を期待。でも自分は学ばない」——。株式会社ウィザスの最新調査で、社会人の65%が学びに取り組んでいない実態が明らかになりました。子どもの教育に熱心な一方で、大人の“学ばない習慣”が浮き彫りに。日本の“学びの二極化”が進んでいます。
学ばない大人、学ばせたい親:教育意識の分断が進行中
2025年3月、株式会社ウィザスが実施した大規模調査によると、1歳〜69歳の2,000人を対象にした「教育トレンド2025」で、社会人の学びへの姿勢と保護者の教育意識に大きなギャップがあることが判明しました。
社会人1,014人への調査では、学びに取り組んでいる人はわずか35.0%。特に50代では26.3%と低く、「時間がない」「必要性を感じない」といった理由が多く挙げられています。一方、役職者層では学びに積極的な傾向があり、課長以上では57.3%がスキルアップに取り組んでいることが分かりました。
一方、幼児〜大学・専門生の子どもを持つ保護者1,120人への調査では、約9割が「子どもには良い進学先と企業に進んでほしい」と答えています。注力している教育分野は「礼儀」(78.8%)、「主体性」(66.3%)、「社会性」(60.8%)で、人間性重視の傾向が際立ちました。
子どもに期待し、自身の学びは停滞する。この“二極化”は、次世代にどう影響するのでしょうか。
詳しくは「株式会社ウィザス」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道