リスクモンスター株式会社が「お子さん／お孫さんに勤めてほしい企業」調査の結果を発表しました。調査の結果、1位には「国家公務員」、2位には「地方公務員」、3位には「トヨタ自動車」、4位には「パナソニック」、5位には「任天堂」が選ばれました。公務員が1位と2位を占めていることは、過去の調査結果と同様、安定した職業イメージが依然として高いことを示しています。
調査において、トップ20にランクインした企業の中では製造業が10社を占めました。具体的には、トヨタ自動車、パナソニック、任天堂などが含まれ、その後に総合商社の三菱商事や伊藤忠商事が続きます。また、銀行業には下落傾向が見られ、特に三菱UFJ銀行やみずほ銀行がランクを大きく下げました。このことから、公務員に対する人気が高まっている一方で、金融業の安定性が問われていることが分かります。
調査対象者の父母や祖父母が、お子さんやお孫さんの勤務先に重視している要素として、1位に「経営が安定している」、2位に「やりがいがある」、3位に「過重労働・ハラスメントがない」が挙げられました。特に「経営が安定している」というポイントは、多くの年齢層で重視されており、子どもの将来に対する真摯な希望が反映されています。
調査では、お子さんに期待する働き方に関しても、1位が「趣味や特技を生かした活躍」、2位が「グローバル展開する企業での活躍」、3位が「業歴の長い企業での活躍」となりました。これは、父母・祖父母が希望するキャリアパスにおいて、安定性だけでなく自己実現の要素も重視されていることを示しています。
さらに、子どもや孫に対して期待する年収についての調査も行われ、57.9％が「最低でも民間企業の平均年収460万円を超える年収」を希望していることが明らかになりました。このデータは、父母・祖父母の世代が子どもたちに対して「人並み以上の生活」を送りたいとの思いを強く持っていることを如実に示しています。
今回の調査から、公務員と製造業の人気が根強いことが浮き彫りとなりました。また、ほとんどの父母・祖父母が求めるのは「安定性」と「充実感のある働き方」であり、これは企業経営にも影響を与える重要な指標と言えるでしょう。今後も、次世代を見据えた企業経営が求められるでしょう。
詳しくは「リスクモンスター株式会社」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部小松
