AIの進化が進む中で、現場の社員たちはどのように受け止めているのでしょうか。カナダの学習テック企業D2Lが米国の会社員1,000人を対象に行った調査によると、69%の社員が「AIが仕事の質を高める」と回答し、多くの人がAIに対して前向きな姿勢を示していることがわかりました。
AI時代の働き方、主役は“人間の強み”
特に、業務の自動化や繰り返し作業の軽減に期待する声が多く、65%が「AIにルーティン業務を任せたい」と回答。戦略や創造性など、人間ならではの力を活かす時間を生み出す存在として、AIを受け入れつつあります。
一方で、64%の企業がAIツールを提供しているにもかかわらず、「自分の業務にAIをどう活用すべきか」について明確な指針を感じている人はわずか25%。58%が「AIを独学で学ばされている」と感じており、AI人材育成における支援体制の不足が浮き彫りとなりました。
D2Lは「今後は企業が戦略的な学習環境を提供することで、AI時代の働き方がより豊かになる」と提言しています。生成AIが単なるブームではなく、現場に定着するためには、現場と教育体制の“橋渡し”が急務となりそうです。
詳しくは「D2L」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道