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正社員の4割超が「静かな退職」、企業には働き方の多様性への対応が求められる時代に


人材サービスのマイナビが行った調査によれば、44.5%の20〜50代の正社員が「静かな退職」、つまり、与えられた仕事だけをこなす働き方を選んでいることが分かりました。70%以上がこのスタイルを続けたいと考えており、現象はITや金融業界で特に顕著です。一方、不動産や流通業界では反対の傾向が強いです。マイナビは、静かな退職を選ぶ理由を「不一致タイプ」「評価不満タイプ」「損得重視タイプ」「無関心タイプ」の4つに分類しています。将来の不安が少ないことが静かな退職を続ける理由とされています。企業には、働き方の多様性に対応する改革が求められています。

働きすぎない、がスタンダードに?『静かな退職』急増中

人材サービスのマイナビが行った調査により、20~50代の正社員のうち44.5%が「静かな退職(Quiet Quitting)」の状態にあることが明らかになりました。これは、キャリアアップややりがいを追求せず、与えられた仕事のみを淡々とこなす働き方を指します。しかも、そのうちの70.4%は今後もこのスタイルを続けたいと考えています。

この現象は世代を問わず広がりを見せており、企業の中途採用担当者の約4割(38.9%)も「静かな退職」に賛成の意を示しています。賛成が多い業界はIT、金融、コンサルなど、反対が多いのは不動産や流通小売業でした。

マイナビでは、静かな退職を選ぶ理由を以下の4タイプに分類しています。

  • 不一致タイプ:仕事や職場環境とのミスマッチによりモチベーションが低下
     例:「やりがいが感じられない」「上司との意見の不一致」
  • 評価不満タイプ:成果を出しても評価されないことへの失望
     例:「出世が望めない」「給与が上がらない」
  • 損得重視タイプ:プライベート重視や効率優先の判断
     例:「仕事量に見合った収入だけ得られればよい」
  • 無関心タイプ:キャリアアップ自体に関心がない
     例:「変化を望まず、自分のペースで働きたい」

また、Great Place to Work Japanの調査では、「静かな退職」をしている人の過半数が将来の収入やスキルアップに不安を感じていないという結果も出ており、この点が継続意向の高さに影響している可能性があります。

企業は、働き方の多様性に対応するために、自らの制度改革や価値観に寄り添ったマネジメントを求められているのです。今後の企業の進展には、これらの課題をどう解決するかがカギとなるでしょう。

詳しくは「マイナビ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道

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