「業務のデジタル化が進まない」と悩む企業が多い中、前川製作所は驚異の速度で約100個の業務アプリをノーコードで開発しました。どのようなプロセスで実現したのか、気になるポイントを紐解きます。
前川製作所の業務改革の新たな道筋
前川製作所は、冷凍機などの産業機械を製造・販売する企業で、全国54拠点、海外にも43の拠点を展開しています。2021年に業務改革プロジェクトを立ち上げ、その中で基幹システムの刷新とデジタル化に力を入れてきました。基幹システムの老朽化が進んでいたことから、手作業によるミスが増加し、早急な対応が求められていました。
そこで導入されたのが、ドリーム・アーツのノーコードプラットフォーム「SmartDB」です。このシステムは、専門知識がなくても現場のスタッフが必要な業務アプリを開発できる点が評価されました。導入からわずか2年で、約100の業務アプリを現場で開発・運用しているのです。

「SmartDB」によって、従来は手作業で行われていた業務プロセスが大きく効率化されました。特に注目すべきは、年間3000枚もの海外出張申請に関わる帳票のデジタル化です。これにより、申請業務で削減された作業時間は驚きの約1500時間に達しました。
将来的には、PCの入れ替え申請など多様な業務プロセスに「SmartDB」を活用し、さらなる業務の効率化を目指す予定です。前川製作所の取り組みは、他の企業にとっても非常に参考になるモデルと言えるでしょう。
詳しくは「ドリーム・アーツ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部