楽天市場の「ショップ・オブ・ザ・イヤー2024」において、受賞店の7割とトップ10ショップの9割がLINE公式アカウントを活用していることが明らかになりました。この数値は昨年から10ポイントも増加しており、ECショップにおけるLINEの重要性がますます高まっていることを示しています。
楽天市場に出店する55,000ショップの中で、LINE公式アカウントを利用しているショップは8,500社を超えており、その利用率は15.5%に達しています。特に、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024で受賞した159店のうち、約69.2%がLINE公式アカウントを活用しています。さらに、総合賞トップ10に至っては、その利用率が90%と非常に高い数値を示しています。これは、LINE公式アカウントがECショップ運営において重要な顧客接点の一つであることを物語っています。
LINE公式アカウントの利用が進む背景には、いくつかの要因が考えられます。まず一つは、メルマガに代わる手段として、よりリアルタイムな情報発信が可能となる点です。お客様に対する即時反応、キャンペーン情報の発信、リピーターの促進が可能になり、売上の向上につながっています。また、受賞ショップに限らず、ECショップ全体で見ても、LINE活用はレビューの促進にも役立っているとされています。お客様がLINEを通じて直接フィードバックを送ることができるため、店舗運営者は貴重な顧客の声に迅速に応えることができます。
LINE公式アカウントの活用が進むことにより、今後もECショップの成長は期待されます。特に、若い世代の消費者がLINEを通じて情報を受け取りやすくなっているため、将来的にはさらに多くの店舗がLINEを導入し、新たな顧客層の獲得を目指すことが考えられます。また、広告の費用対効果を改善するためのツールや、InstagramやTikTokなど他のSNSとの連携も進んでいくことでしょう。詳しくは「日本ECサービス株式会社」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部小松
