近年、企業は新入社員育成の重要性が高まる中で、効果的な育成方法を模索しています。「職場における新入社員育成の実態調査」によると、育成における苦労で最も多く挙がったのは「新入社員のメンタルやモチベーション管理」で、全体の26.1%がこの点に不安を抱えていることが示されました。
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新入社員の成長を促すためには、育成担当者の負担をどのように軽減するかが重要な課題となります。職場全体で新入社員を育てる取り組みは、この負担軽減の大前提に基づいていますが、それだけではなく新入社員の成長度合いにも寄与することが見受けられます。もし育成が担当者一人に重くのしかかると、新入社員の成長は思うようにいかず、逆にチーム全体の士気にも影響を及ぼす可能性があります。
周囲を巻き込んだ育成のメリットは多岐にわたります。まず、「チームワークの強化」が挙げられます。新入社員はスムーズに職場環境に溶け込むことができ、これが「あらゆるメンバーとの信頼関係の構築」に繋がります。また、育成担当者にとっては自身の負担が軽減されるという本質的な利点もあります。このように、周囲を巻き込むサポート体制は新入社員目線でも「視野」や「チームへの順応」などのスキル向上に寄与することが期待されます。
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調査の結果、周囲も巻き込む育成ができた要因は「職場の風土やメンバーの理解」、さらには「会社や上司の方針」にあるとされています。育成が職場に深く根付くことで、職場全体の意識や協力関係が強化され、より良い成長環境が育成されるのです。よって、企業が育成を職場全体の活動として進めることが、今後の新入社員の育成成功に繋がることは間違いありません。詳しくは「株式会社リクルートマネジメントソリューションズ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松