セーフィー株式会社の最新調査によると、現場でのデジタルツールの活用が約6割に達し、特にクラウドカメラの利用率が増加していることが分かりました。この調査は、建築業、製造業、サービス業を含む10の業界の管理職1,088名を対象に行われ、現場デジタルトランスフォーメーション(DX)の実態を深く掘り下げるものとなっています。
調査によると、58.2%の管理職が「デジタル技術を活用した仕事の効率化が進んでいる」と回答しており、これは2021年の39.4%から大幅な増加を示しています。解析結果は、特に昨今のリモートワークや人手不足が影響を及ぼしている中、デジタル技術が必要不可欠なものとなってきたことを裏付けています。
一方で、現場管理における課題も浮き彫りになりました。「人手不足による監督体制の危弱化」が37.9%と最も多く、「現場の状況をリアルタイムで把握できない」という声も28.1%の管理職から寄せられています。これらの課題は、デジタルツールの導入状況にも影響を与えていると言えます。
実際に導入されているデジタルツールに目を向けると、労務管理系のシステムが上位を占め、特に「勤怠・シフト管理システム」や「給与管理システム」が多くの企業で利用されています。さらに、クラウドカメラの利用率も11.8%に達し、業種別で見ると建築業では30%に及ぶという結果が出ており、これは現場の状況把握やコミュニケーションの効率化に寄与しています。
このように、現場でのデジタルツールの活用は進んでいるものの、課題も多く残されています。今後、これらの課題を解消するために、引き続き効果的なデジタル技術の導入と活用が求められるでしょう。これは、職場におけるデジタル化の改善がかつてないほど重要であることを意味しています。詳しくは「セーフィー株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部熊谷