楽天グループ株式会社が自動配送ロボットを活用した「楽天無人配送」サービスを大幅に拡充することを発表しました。このサービスは、東京都中央区の晴海、月島、勝どきの一部地域で展開され、多くの小売店や飲食店の商品を効率的に届ける新たな試みです。楽天の無人配送サービスは2024年11月よりスタートし、急速に人気を集めています。スターバックスや吉野家などからお客様の指定地点へ、夜間や雨天でも配達可能です。


2025年2月には、ケーキ店「パティスリーハット」や「ファミリーマート 晴海センタービル店」が新たに対象店舗に加わり、配送エリアを拡大。お届け地点は90カ所を超える予定です。今回、新たに米国のAvrideの自動配送ロボットを導入し、さらなる配送体制の強化を進めています。Avrideの技術を活用することにより、順次10台のロボットが日本市場に登場します。これは、日本で初めての導入となり、独自の配送管理システムを改良することで、注文内容に応じた最適なロボットを自動で割り当てる体制を構築しています。
Avrideの自動配送ロボットは、安全性が高く、複雑な環境でも自動走行が可能な技術を持っています。楽天はこの革新的なソリューションを通じて、無人配送サービスを拡充し、より多くの顧客に便利で信頼性の高い配送体験を提供していく方針です。執行役員は、物流業界の人手不足という現実を背景に、無人配送ソリューションへの需要が高まっていることを強調し、Avrideとの連携によるさらなるサービス向上を期待しています。
詳しくは「楽天グループ株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道