犬の平均寿命は14.1歳!新たな課題とは?

伸び続ける平均寿命
アニコムの『家庭どうぶつ白書2025』によると、犬の平均寿命は14.1歳。
犬と人間の距離感が近くなり「ペットは家族」という考えが浸透したことや、獣医学・ペット栄養学の発展によって長期的に寿命は伸び続けています。40年前の1986年にはたったの6.5歳だったことを考えるとあまりにもめざましい進化です。
平均寿命≠健康寿命
犬の平均寿命が伸びたことは、愛犬家の私たちにとっては嬉しいことに他なりません。ですが注意したいのは平均寿命と健康寿命は別物ということです。
人間の寿命を語るうえでもこの2つの違いはよく指摘されますが、健康寿命とはただ「生きている期間」ではなく「健康で自分の力で生活できる期間」のことを指します。
犬の健康寿命の統計は発表されていませんが、犬の平均寿命が伸びたことで新たな課題が生まれているのは事実です。
老犬介護や認知症が新たな課題に
新たな課題として代表的なものが、老犬介護の負担です。平均寿命が伸びたことにより、介護を必要とするシニア犬の割合も大きく増えました。犬の介護は人間の介護と同様、飼い主さんに一定の負担を強いるため、疲弊してしまうケースも少なくありません。
もうひとつの代表例が認知症です。飼い主さんは愛犬の昼夜逆転や無駄吠えの対応に苦慮するのはもちろん、性格が変わってしまったことに心を痛めることも珍しくはありません。
いつまでも元気で!犬の健康寿命を延ばすためにできること

愛犬が介護を必要としたり病気に苦しんだりすることなく健康で過ごせる期間を延ばすために、私たち飼い主にできることは何でしょうか。
ライフステージに合った食事を与える
まず大切なのは栄養バランスのとれた総合栄養食を過不足なく与えることです。痩せすぎも太りすぎも長生きのためには良くありません。また犬種やライフステージ、持病の状況に合ったフードを選ぶことも重要です。
適度な運動を継続する
犬には必要運動量があり、それを満たせないと肥満になるのはもちろん、大きなストレスを抱えてしまいます。ストレスが万病の元であるのは人間も犬も一緒です。体も心も健やかでいるために、シニア期に入っても適度な運動を継続することは欠かすことができません。
定期的な予防医療を受けさせる
狂犬病予防接種(法律で年1回の接種が義務付けられています)や混合ワクチン、フィラリア予防といった定期的な予防医療をしっかり受けさせることは基本中の基本です。
予防医療で防げる病気から愛犬を守るためにも、獣医師と相談しながら必要な予防を続けていきましょう。また元気であってもペットドックや健康診断を定期的に受診し、病気の早期発見・早期治療に努めることも重要です。
愛犬の老いを受け入れる
実は最も重要なのが、飼い主さんが愛犬の老いを素直に受け入れ、早めに老いへの対策をとることです。いつまでも子犬のように無邪気な愛犬を見ていると「この子はまだ若い」と思いたくなる気持ちはわかります。
ですが老いを受け入れられないばかりに若い頃と同じ食事や運動量、生活環境をそのままにしていると、愛犬にとっては負荷が増すばかりで逆に病気や怪我のリスクを高めてしまいます。
愛犬の老いの兆候をしっかり受け止め、愛犬がシニア期を快適に過ごせるように取り組むことが健康寿命を延ばす秘訣です。
まとめ

愛犬の生まれ持った寿命は誰にもわかりません。愛犬が健康で幸せに天寿をまっとうできるよう、私たちにできるのは後悔のないサポートをすることだけです。
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