大型犬に穏やかで温厚な性格が多いとされる理由
1.先入観を持って接するため
大型犬に対して、「ちょっと怖いかも…」「攻撃的かもしれない」といった先入観を持って接すると、実際に触れ合ったときに「意外とおとなしい」「思ったより優しい」と、良い意味でギャップを感じることがあります。
大型犬には、盲導犬や介助犬、救助犬など、人と一緒に働く“使役犬”が多くいます。その一方で、警察犬や軍用犬、さらには闘犬といった「強くて勇敢」なイメージを持つ犬種も存在します。
こうした背景から、「大型犬=怖い」という印象を持ちやすいのかもしれません。
しかし、実際に接してみるとそのイメージが覆され、かえって「優しい子だったな」と強く印象に残るのです。先入観がある分、ギャップの効果も大きく感じやすいのかもしれませんね。
2.基本的なしつけが徹底されているため
大型犬は体が大きく、力も強いため、しっかりとしつけをしておかないとトラブルにつながる可能性が高くなります。
そのため、多くの飼い主は子犬の頃から時間をかけて基本的なしつけを徹底しています。社会性を育て、人との信頼関係を築く中で、自然と落ち着いた行動ができるようになります。
第三者から見ると、そうしたしつけを受けた犬は「とても賢くて穏やかに見える」ものです。「大型犬は温厚な性格が多い」と言われる理由のひとつには、しっかりとトレーニングされているから、という面もあります。
ただし、「大型犬はもともと穏やかでおとなしいから大丈夫」と思い込んで飼ってしまうのは危険です。しつけをせずに放っておけば、力の強さから思わぬ事故につながることもあります。
大型犬だからこそ、しっかりと信頼関係を築き、飼い主の指示に従えるような関係を作ることが必要不可欠です。
3.人間に仕えることを楽しみや喜びとしているため
盲導犬、介助犬、救助犬、警察犬、軍用犬、狩猟犬など、大型犬の多くは昔から人間と協力して働く「使役犬」として活躍してきました。
もちろん、厳しいトレーニングの成果もありますが、それだけではありません。人間と信頼関係ができていて、指示に従うこと自体を「楽しい」「嬉しい」と感じている子が多いです。
飼い主の声に反応し、指示通りに行動し、ご褒美をもらったり褒められたりするといった体験が犬にとっての幸せでもあります。
人間のそばで役に立ちたいという気持ちが強く、それが「穏やかで温厚に見える」理由にもなっているのかもしれません。
ただし、どんなに賢くて優しい犬でも、適切なしつけと信頼関係がなければ指示に従ってくれません。飼い主との関係性こそが、最も大切です。
まとめ
大型犬に穏やかで温厚な性格が多いとされる理由を3つ解説しました。
- 先入観を持って接するため
- 基本的なしつけが徹底されているため
- 人間に仕えることを楽しみや喜びとしているため
大型犬はその体の大きさと力強さゆえに、ちょっとした行動でも相手を驚かせたり、ケガをさせてしまったりする可能性があります。
穏やかな性格の子ほど、そうしたことが起きたときに悲しそうな表情を見せることもあります。そんな姿を見ると、こちらも切ない気持ちになりますよね。
もちろん、生まれつき穏やかな性格の犬もいますが、性格は犬種や体格だけで決まるものではありません。「大型犬だからおとなしい」というわけではないのです。
大型犬を穏やかで温厚な性格に育てるためには、子犬の頃からの丁寧なしつけと、飼い主との信頼関係の構築が欠かせません。
体の大きさに見合った責任を持って接することで、きっと素晴らしいパートナーになってくれるはずです。
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