犬が恐怖心を感じるもの
1.雷
雷の光や音に対して、恐怖心を抱く犬は少なくありません。
突然の閃光と大きな音、さらに地響きのような振動が、犬の聴覚や感覚を強く刺激してしまいます。人間には気にならないような小さな音でも、犬にとっては非常に不安に感じることがあります。
雷の気配を察すると、隠れたり震えたりする様子が見られる場合があります。こうしたときは、カーテンや雨戸を閉めて外の光や音を和らげると、少しでも安心できる環境になります。
また、飼い主が不安そうな態度を取ると、犬も余計に不安になります。なるべく普段通りの落ち着いた態度で接するように心がけることが大切です。
2.花火
雷と同様に、花火も犬にとって恐怖心の対象となることがあります。
夜空に響く大きな音や地面を伝わる振動に加えて、独特な匂いや光も犬の警戒心を刺激してしまいます。特に夏場は花火大会が各地で開催されるため、犬の脱走や迷子が増える時期でもあります。
花火大会が予定されている日は、窓や網戸の施錠を確認し、脱走防止の対策を事前に行うことが必要です。屋外へ連れ出すのは避け、自宅で静かに過ごさせるようにしましょう。
また、遠くの会場であっても音は響くため、愛犬の様子をよく観察し、不安そうにしているようであればそっと寄り添いましょう。
3.幼い子供の予測できない動き
幼い子供の急な動きや大きな声に対して、犬が恐怖を感じることがあります。
子供のテンションの高さや動きの激しさ、予測できない行動により、犬は「何をされるか分からない」と不安を感じます。力加減ができない子供が、突然触ったり引っ張ったりすることも犬の警戒心を強めてしまいます。
恐怖心が高まると、犬が飛びかかったり咬んだりするなど、思わぬ事故に発展する可能性もあります。また、逆に犬が怪我をさせられるケースもあります。
幼い子供と犬を接触させる際は、必ず大人が付き添い、目を離さないようにしましょう。愛犬に無理をさせないためにも、子供との触れ合いを断ることも大切な選択になります。
4.グレーチング
散歩中に出くわすグレーチング(道路の側溝などに設置された格子状の金属蓋)も、犬が恐怖を感じやすい対象のひとつです。
小型犬であれば、足先が格子の隙間に落ちてしまい、痛みや恐怖を覚えることがあります。中型犬や大型犬でも、足元が不安定になることでつまずいたり、関節を痛めたりするリスクがあります。
グレーチングの手前で立ち止まり、歩こうとしなくなる犬もいます。中にはパニック状態になり、首輪が抜けてしまったり、リードを振りほどこうとする犬もいます。
こうした状況を防ぐには、グレーチングのないルートを選んで散歩する、必要であれば一時的に抱っこするなどの対処が有効です。
まとめ
犬が恐怖心を感じるものを4つ解説しました。
- 雷
- 花火
- 幼い子供の予測できない動き
- グレーチング
人間には「なぜそれが怖いの?」と感じられることでも、犬にとっては大きなストレスや不安の原因になっていることがあります。
恐怖をきっかけにして、トラウマを抱えてしまうこともあるため、飼い主がその原因を理解し、できる限りの配慮や対策を取ってあげることが大切です。
愛犬が安心して暮らせるよう、恐怖の対象をなるべく避けたり、環境を整えたりする工夫を心がけましょう。
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