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犬が飼い主に『おしりをぶつける』心理5選 突撃してくる本当の意味や注意点まで


犬が相手にお尻をぶつける「ヒップアタック」は、遊びへの誘い、信頼の証、甘える行為、リラックスしたい時のサインなど、多様な意味を持っています。特にお尻を見せるのは、犬が警戒心を解き、飼い主や信頼できる相手にしか見せない仕草とされます。ただし、頻繁なヒップアタックやお尻を過剰に気にする場合は、犬の健康に問題がある可能性も。異常行動が見られた場合は、動物病院を訪れ実診することが推奨されます。また、愛情に飢えて過度な行動を取ることもあるため、十分なふれあいや遊びの時間を設けることが大切です。

️ヒップアタックは信頼の証

女性に抱かれたコーギーのお尻

遊んでほしい

犬が上半身を低くしてお尻をプリッと突き出し、相手を遊びに誘う姿勢を『プレイバウ』と呼びます。おしりをドーンとぶつけてくるのは、このプレイバウの延長線にあります。

もしくはプレイバウで誘っても乗ってこなかった相手に対して「遊ぼうってば!」と畳みかけているパターンもあります。愛犬がテンション高くお尻をぶつけてきたときには、ぜひお誘いに乗ってあげましょう。

甘えたい

人間の感覚で言うと「お尻をぶつける」というのはとてつもなく非礼な行為に思えます。ですが犬にとって「お尻を見せる・くっつける」という行為は心を許した相手にしかできない信頼表現の1つです。

お尻は犬にとっては自分の目の届かない急所であり、警戒している相手には絶対見せたくない場所だからです。そのお尻をぶつけてくるということは「信頼してるよ」という意思表示であるとともに、大好きな飼い主さんに甘えているのかもしれません。

リラックスしたい

お尻をぶつけるのは一種のスキンシップ。ドーンとアタックしてくるのではなく、そっとお尻をぶつけて寄り添ってくる場合は、飼い主さんの匂いと体温を感じて安心したい、リラックスしたいと思っているのかもしれません。

すでにご紹介した通り、お尻を相手にくっつけて体重を預けるという行動は信頼関係がなければできないことです。こんなときには時間が許す限り、愛犬と寄り添う幸せを堪能したいですね。

️こんなヒップアタックは要注意

お尻を突き出す犬

お尻に違和感がある

ヒップアタックをしてくる以外にも、やたらとお尻を舐めたり気にしている、お尻をずるずると床にこすりつけるようにして移動しているなどの場合、お尻に違和感を覚えているのかもしれません。

お尻にゴミがついていたり排泄物がとれきれていないという場合にはまだ良いのですが、肛門や肛門近くの腸である大腸に違和感があったり、肛門腺が腫れているなどの異常である可能性も否定できません。お尻の辺りをよく見てあげて異物があるようであれば取り除くとともに、見た目で異常がなくても健康状態が疑わしいと少しでも不安になる場合には動物病院の受診も検討しましょう。

愛情に飢えている

しつこくヒップアタックしてくる、また、ヒップアタックからエスカレートして無駄吠えや破壊行動などの問題行動に出るといった場合、飼い主さんにかまってほしいという気持ちが強すぎるのかもしれません。

飼い主さんとの遊びやふれあいの時間が少なく、運動不足から過度のストレスが溜まっていたり、愛情に飢えている可能性も考えられます。心当たりがある場合には、愛犬としっかり向き合う時間をとる必要があるでしょう。

️まとめ

並んだ2匹の犬のお尻

愛犬が無防備に晒したお尻は何とも言えず愛らしいもの。お尻まで可愛いなんて犬って本当にズルいですよね。

犬は人間の言葉が喋れない代わりに、お尻に限らず、体のさまざまな部位を使った行動で人間に気持ちを訴えかけてくれています。たわいないように思える愛犬の行動の裏に隠れたメッセージを読み取ることで、愛犬との絆をより一層深めていきましょう。


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